あかつきの実践ブログblog

「我が家のルール・躾・虐待?②」中村🍀

カテゴリー:あかつきの実践ブログ

 

 

①で私の家のルールと言うか決まり事、大切に守るべきことを書いてみましたが、今回はその厳しくも愛情の伴った躾に、社会や自分の普通との相違を感じ、葛藤している事を皆さんに聞いていただこうと思い②となりました。

私の子供の頃(私たち世代頃まで)は、厳しい親の躾や当たり前のようにあった学校の先生の体罰、私の周囲では、近所の大人たちも私達を叱ってくれていました。私などは小・中学と悪ゴロでしたので、そりゃもう…大変でした。私自身が悪かったわけですから、それに反抗することもなく甘んじて怒られていました。時には体罰で…

私の娘が小学に上がった時の家庭訪問で先生に、「うちの子が悪かことしたらゲンコツしてやってください!」というと、「今はゲンコツなど打てません。親御さんの許可があったとして、打たれた子以外の子が帰宅時に”今日中村さんが先生にゲンコツされた”と言って、他の親御さんが教育委員会に通報されます」…あ~そんな世の中なんだなと知りました。

最近の報道でも小さな子たちの虐待などによるかわいそうなニュースが絶えません。このような流れで、児童虐待に関する法律が少し改正されるとのことを聞きました。行き過ぎた親の躾は場合によって逮捕されるというものが含まれているそうです。例えばレストランで騒がしい子がいたとして、他のお客さんに迷惑がかかるといけないので親が怒る場合があると思います。ちゃんと冷静に注意して静かにさせるのも難しい事が多いので、ヒステリックに怒ったりしている親御さんをよく見ます。見方・見え方にもよるのでしょうが、それを虐待として通報することが出来るそうです。逮捕される可能性もあるとのこと。民法上の改正ですので刑法上でどう扱われるかは分かりませんが、真に躾として親が子に対して行うことが法律上罰せられる可能性があり、激昂したり叩いたりをうかつに出来なくなるのです。

私は中々厳しい親だと自負しています。時には一喝したり叩いたりしてきました。この話を書くにあたり、息子に聞いてみました。「お父さんが厳しくしているのを虐待だと思うか?」と。息子は「虐待だと思ってないよ!だって自分が悪いんだし、お父さんから叩かれるときは絶対右手を使わないもんね⁉」私が力の強い利き手で叩いてないことに気付いていました。自制が利かずに利き手を使ったらたぶんケガさせてしまうとわかっています。私の躾は冷静さを欠かずに厳しく接するので虐待ではありません。ただ人から見たらどうなんでしょう。まだ法律の改正案の段階ですが、世の中のかわいそうな事案がこれでなくなるのであれば賛否あるとは思いますが、仕方のない事として受け入れなければなりません。

古き良き時代・習慣・社会と思っている私達の昔とは、今と全く違う時代が来ているわけですが、虐待が良くないのは変わらないわけです。子供であろうとお年寄りであろうと、対象が何であっても絶対ダメです。犬にお座りをさせる事さえ動物虐待だという人までいる世の中。社会の”普通”という線引き(法律)を、万人が万人共に普通と本当に思えるのか、私の普通と他の普通は違うと思って生活してきましたから、すごく難しく考えちゃうんですよね。

これを読んでくれた皆さんはどう感じたでしょう。それぞれの主観で、家族や友人・知人、その他の方々と接していらっしゃると思います。それぞれでいいと思います。ただ、どんな種類の物でも、どんな対象であっても、”弱い者いじめ”だけはいかん!!これだけは譲れない・許せないのが私の意見です。

🍀季節の変わり目、インフルエンザも流行しています。皆様ご自愛ください🍀

 

あかつき・施設長・中村 猛🍀