あかつきの実践ブログblog

「区切りとして」中村🍀

カテゴリー:あかつきの実践ブログ

 

娘が只今自動車学校に絶賛通い中です。今月頭に18歳になりまして、現在、仮免試験の頃らしいです。通い始めの頃は、サイドブレーキが解除できず往生したそうです。そして私たちの車でも練習させてと言うのですが、座席横にサイドなどもうない車なので、”親がためにならん!”と切れていました。昔から運動神経の良さと免許取得は比例していないと言われますが、娘も自分で「私、運動神経悪くないはずなのになぁ」とぼやきながらも、めげずに通っていますので。根気よく頑張れと言いました。私に似ていますが、それでも私よりましで、振り返れば、私は自動車学校が性に合わず、学科中に寝てもいないのに寝ていたとハンコついてくれない教官と喧嘩したり、教習所内で教習中に急にブレーキを踏まれ教官ともめたりし、何だかんだ2か所の自動車学校を期限切れで流してしまう始末。当時、松橋の試験場まで何度か通い免許を取得しました。親からすれば「バイト代ドブに捨てたようなもんたい…お前はバカばい!」と言われました。若い頃は散々な状態で、今思えば娘よりも根気がなくホントに私はバカです。

今度は息子の話です。息子が友達4人と下校途中に、そのうちの一人から傘で5~6回叩かれたらしく、たまたま泊まり明けで早めに帰宅した私と鉢合わせして半ベソかいていました。話を聞けば自分は悪くないしやり返してもいない…と言うので、申し訳なかったですが、担任に電話をし、ご足労掛けるが、当人同士で解決できるように間に入ってほしいとお願いしました。結果、友達が一方的で、他に見ていた子たちも証言していると担任から電話が有りました。相手の親御さんに連絡しますと言われたので、それはいらないと言い、それよりも「息子はそのお友達を許しましたか?」と聞きました。担任からは、お友達も謝り、息子も許したそうです。それが出来ていればよかったのですが、結局は親御さんが家までその子を連れて謝罪に来られたので、「子供同士の事ですから!」と言い、そのお友達には、頭を撫でながら「息子と仲良くしてやってね!」と言っておきました。あくる日息子に「お前の父さん怖いやろ?」って聞いてきたそうです。怖いかどうかは別として、ちゃんと仲直りできてて良かったです。

わが息子ながらに優しすぎるというか私と性格的には似ておらず、私の場合やられたらやり返すタイプでしたので、この話は正直”やり返しもせんで泣きながら帰ってくるな!”と内心思ったぐらいです。しかしそうは言えませんので、”暴力はいかん。だからやり返すのも良くない。叩かれたくないなら、叩かれないような男になればいい!”と言ったら少し考えて、”ああ…お父さんみたいになればいいか!”と妙に納得していました。

そんなわが子たちも、高校と小学校卒業を目前にしています。それぞれ逞しくもなり、まだまだ子供でもあり、自分を顧みながら、大人になるって大変だな!なんて、自分達がしてきた子育てと、本人たちが自分で成長してきて、私たちに見せるその過程の色々をしみじみと振り返る瞬間が最近あり、ちょっと理不尽だったりなどしては人に対して爆発ばかりしていた若い頃の私も、少しは大人になっている事を…また、まだまだ大人になりきれていないところも恥ずかしながらあり、ある晴れた日のお昼過ぎに我が家のお縁で日光浴をしながら、もう私はお爺さんみたいなことしてて情けなくもあり…もう少し子育てからは卒業できない自分も歳をとり、何か自分も区切りたいのか…と黄昏ながら、もうやがて50歳のドアをノックしかかっています。

 

あかつき・施設長・中村 猛🍀