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「転職」中村🍀

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昨年秋ごろから、腰痛と右ひじ痛のリハで、近くの整形に通院しています。長年通っている整形なのに、先日初めて女性のPT(理学療法士)を院長が担当につけられました。色んな箇所の故障でリハ経験は多いのですが、女性のPTには無縁でした。院長に「僕には男性の方が...?」と言いましたら、「たまにはよかたい!研修みたいなものだから」と。リハ室へ行くと見知ったPTの中に、明らかに知らない女性のPTさんがおひとり。私に近い体つきで失礼ながら、重量級女子柔道選手のような方でした。

 

一言目のごあいさつ、「肘を温めます~!。わ!中村さんはリハのし甲斐がありそう❕」”怖っ!?”

 

いつもの担当の男性PTが笑いながら、「ちょうどよく中村さんだったから院長があてなはったんでしょうね」と。年齢的に40歳くらいかなぁ。明るくていい方でしたが、やはり力の入り方は普通の女性ではあり得ない加減でした。

聞けば転職でPTとのこと。案の定柔道はされていたそう。3月末の2週間だけ無給で来ていたとのこと。筋肉が好きらしく、私の背筋や膝周りの筋肉、腕回りの太さに感心されていました。「お腹のプヨプヨが取れれば完璧っぽい!」と言われ、「お互い様っぽい!」と返しましたら、「ガハハハ!」と豪快に笑っていらっしゃいました。漫画みたいな方でした。

ご主人の転勤で来熊され、前職はご主人と同じく国家公務員で自衛官ではないそうです。私が想像した前職なら思い切った転職です。小さい頃からPTには興味があったが、家庭の事情で選択肢に出来なかったとのこと。また、ご夫婦でそれぞれ配属先が違うのは嫌で、ご主人の転勤に合わせられるようにしたかったとの事でした。

自分のスキルを活かして職場を変える方は多く見てきましたし、そんな機会がなかったわけではない私には、完全転職にかかるエネルギーが計り知れません。特に資格を取得して働かなければならない職種であれば尚更、生計中心者の私にとっては踏み込めない領域です。前職が前職なら、その高給を捨ててまで転職するエネルギーに感服します。

感染対策でリハも完全予約制になっている病院で、待合からリハ室まで患者さんを少なくしていらっしゃるので、彼女がいれば端から端まで声が筒抜けであろうところで、院長が横に来て、「中村君!彼女もういないんだよ。彼女みたいな職員欲しかったんだけどな❣」と言われたので、「うちにもあーいうタイプ欲しかですね⁉」と返しましたら、趣味が合うねと大笑いされてました。

ご主人の転勤先で本格的にPTデビューされる事でしょう。技術は後々としても、良い人柄で担当患者さんを増やされていく事を願っています。そしてあのPTさんに刺激を受けた私も、何か変化なり、方向転換が必要だと思ってしまったのは明らかでした。

 

あかつき・施設長・中村 猛🍀