あかつきでは毎年8月15日になると、正午の時報に合わせて入居者の方と職員で1分間の黙とうを行います。
正午は昼食が始まる時間なので少し早めに食堂を開放し皆さんで黙とうをするのですが、一昔前は涙される方もいらっしゃいました。
最近では戦争を体験された方も減少していき、戦争体験のお話はさらに重要度が増してきていると感じます。
この黙とうは、先の大戦の日本人戦没者に対して執り行われるものです。
日本を守る為に決死の思いで戦った軍人の方々や空襲などで犠牲になられた民間人の方々、約310万人の日本人に対して黙とうします。
昭和天皇の玉音放送があった日にあわせて戦没者を悼むのが通例となってます。
しかし、個人的に思うところがあります。
世界大戦はその名の通り世界中で戦没者がいます。
世界平和を世界が望むのであれば、歴史上最後の世界大戦が終結した日である9月2日に世界中で戦没者を悼む催しがあってもいいのかなと思います。
このような催しは戦没者を悼むだけでなく、どうしたら戦争がなくなるのかを考える日でもあると思っていて、日本人だけでなく地球に住む人間一人ひとりが考えるきっかけが何かしら必要なのかと考える8月15日でした。
介護:竹澤