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「結いごと」中村🍀

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最近、ほっこり動画や感動動画・泣ける動画などをゆっくりした時間に見ることが多くて、良いのがあればお気に入りにして繰り返し見ています。その中で、ある高齢ご夫婦の終活についてドラマ仕立てで動画が流れていたので眺めてみました。

奥様がご主人に宛て亡くなる前の元気なうちに動画を残すものです(息子・娘にも残してありました)

奥様がお亡くなりになって49日の法要の日にそれをご主人が発見し、喪主なのにどこかに消えて法要を不参加してしまい、子供たちが代わりに済ませて帰宅したところで、娘さんがテレビがビデオになっているのに気づいて再生するところから、ご主人宛の動画が始まります。お見合いの日にご主人のちょっとした面白い仕草を見て瞬間的に好きになり結婚を決めたことや、怪獣のような子供たちの子育ても含めて、すごく楽しい人生であったことなどを話しています。最後に大きく手を何度も振りながら「バイバイ!」と言って終了します。娘さんが「こんなの母さん遺してたんだ。私たちにも遺してくれてたら良かったのに…」と間をおいて子供たちへのメッセージ動画が始まります。息子・娘へそれぞれの長所・短所を含めて今後こうやって生きていきなさいという内容と、お父さんの取り扱い説明をレクチャーして、同じように「バイバイ」で終わります。涙もろい私は、ドラマ仕立てのこの動画でほろっとさせられました。作り物なのですが、家族へ向けてのメッセージがとても穏やかで感動させられました。

この「結いごと」とは遺言(ゆいごん=ゆいごと)をもじって作られる終活の一種です。財産の遺し方やお墓のことなど、かしこまったことも大切ですが、遺す側と遺される側が悲しいだけの別れにならないように、文章や動画でメッセージにしておく遺言を「結いごと」としています。

最近、50歳を目前にしているからでしょうか、心身面の衰えを感じたり、人生の切り替え時期なのか、日常に穏やかさが増したり、スローな毎日を欲したりしています。そうすると考える時間ができてしまい、自分の今後の将来は大丈夫だろうか、または平和だろうかなど考えることも多く、子育てもまだ卒業していないので自分のことは二の次ですから、とにかく子供たちの道標でいなくてはなりません。お金ももちろん必要です。としてもこのような動画を見てしまうと、まだ早いのかもしれませんが終活を意識してしまいます。自分でも思いますが、そんなに長生きできないタイプの様な気がしています。近い将来でもし何事かあった時は、何もメッセージが遺せていないことになります。文章でもいいから何か伝えるべきことがあるような気がしています。そういう準備のために最近見つけたのが、お気づきの方もあるかと思いますが、アイフォンの機能で”故人アカウント管理連絡先”というものがあるのを見つけました。万が一の時、一定の人の連絡先を登録しておけばスマフォの情報を見ることができるようになっています。私は家内を登録しました。終活のひとつとして皆さんもやってみたらどうでしょう。見られたくない物があってもいいじゃないですか。怒られやしません。その時は死んでるんですから…そこにメッセージが遺せますよ。

先日9/24の深夜に出発をして、子供のころ住んでいた佐世保に衝動的弾丸日帰りドライブに行ってきました。朝6時10分の日の出に間に合うように5時過ぎ着でしたが、下道を3時間強かけて佐世保の名所「弓張岳展望台」からの朝焼けの写真を撮りました。あいにくお日様は出なかったのですが、佐世保港を入れてパシャリ📷。第2展望台からは九十九島も見れました。そのあと自分のゆかりのある所をドライブ。朝9時30分にはまわりきってしまったので、伊万里経由で帰ってきました。長時間で滞在時間は短いドライブでしたが、とてもいい気晴らしになりました。

あかつき・施設長・中村猛🍀