学童保育施設の実践ブログblog

先生気分《南小クラブ》

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学童に帰って来ると、まず1番にやる事は宿題。この宿題の時間にも色々なドラマがあります。宿題嫌だ~したくない!面倒くさい!と言いながら、なかなか鉛筆が進まない子もいれば、とっととやって早く遊ぼう!とささっと終わらせる子、そして、極めつけは、指導員の隙を見て終わっていないのに、自ら「終わりました」と堂々と言いに来る子と、さまざま(笑)そんな中、1年生のR君が「先生、宿題教えて」と言いにきました。ちょうど、この時、別のお友達に教えていた時だったので、「もう少し待ってて!分かる所からやってて!」と伝えていました。すると、4年生のAちゃんが「先生、いいよ!私が教えてあげるけん」と言ってR君の元へ…。Aちゃん、とても丁寧に優しく声かけしながら教えています。

「今日は私が先生よ!」

「これはね…」と言いながら、やり方の例を別の紙に書きながら、まるで学校の先生になりきって教えています。「分からない~」と言えば、「そっかぁ、分からないのか…じゃあこれだったらどうかな?」と別のバージョンで教える姿も…。いやぁ~感心しましたね。自分が教えた事で、R君のひらめき度がアップし、正解に繋がる、Aちゃんも、嬉しかった事と思います。そして無事に宿題は終わり、R君もホッとした様子。「ありがとう」とお礼を言っていましたよ!そして、2人の奥のテーブルを見ると、Aちゃんのお兄ちゃんも、4年生の男の子の宿題を見守っています。

「分かるか~?」

偶然にも、今日は兄妹で、先生となっていました。2人とも、宿題見てくれて、ありがとう!

                                                       高木佐代美