学童保育施設の実践ブログblog

学童懐かしいなぁ~《南小クラブ》

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先日の事、夕方、学校へ遊びにきた6年生のT君。T君は、昨年の途中まで学童に通っていました。学童を辞めてからも、時々、近所のお友達と学校へ遊びに来ては、遊んでいる事はあったのですが…。先日、1人でやってきたT君。ちょうど私は外当番、T君の姿を見つけたので「今日は1人で来たの?」と声を掛けると、「うん、今日は友達も習い事で誰もおらんかったけん、1人で来た」と言います。すると、「俺、学童懐かしいとたいね…。今日、一緒に遊んでいい?」と言うので「もちろん!いいよ!」と返答しました。T君、近くにいた1年生の男の子達に「サッカーするか?」と誘っていて、試合を始めてくれました。1年生も、とっても嬉しそうです。

「さぁ!蹴るぞ~!」

相手は1年生ですから、ちゃんと手加減してプレイしてくれます。優しいですね!サッカーの後は、ブランコに乗りたい!とリクエストが出たので、お付き合いしてくれたT君。そうそう!夏はこんな事もやってくれました。

「俺が採ってやろうか?」

これは、一時期、蝉の脱け殻がブームになっている時、木の上にいる脱け殻をどうやって採ろうか?と、1年生が困っている時に、「俺が採ってやろうか?」と言って、木に登ってくれた事もありました。学童に通っている時もそうでしたが、T君、とっても 面倒見のいい子で、低学年のお友達と、よく一緒に遊んでくれたり   、何か困っている子がいれば「どうかした!」と声を掛けてくれたり誰かが喧嘩していると、仲裁に入ってくれたりと、懐かしい思い出が沢山あります。そんなT君も、あと半年後には、南小を卒業し、中学生となります、T君が「先生、中学生になっても、学童には遊びに来ていいと?」と聞いてきたので「もちろん、いいよ!」と…。「じゃあ、部活が休みの時とか(野球部に入るそうです。)来るけん!」と嬉しい言葉をもらいました。T君と話をしながら、思いました。学童を辞めても、小学校を卒業しても、いつでも、また遊びに来たいなと思ってもらえる事って、本当に嬉しいなと思います。改めて、子ども達にとって、安心できる場所、また来たいな!と思ってもらえる、そんな学童を目指していきたいと思った瞬間でした。

                                             高木佐代美