学童保育施設の実践ブログblog

友達思い《南小クラブ》

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外で数人のお友達が⚽️サッカーをして遊んでいた時の事、後から来たT君が私の所に来て「先生なんか暇」と言いにきました。「じゃあ、一緒にサッカーやってみる?」と言うと、迷いながら「えーサッカーあんまり得意じゃないもんな…でもやってみたい!」と言ったので「R君、サッカーが上手だから、教えてもらおうか」と伝え、R君に「T君にサッカー教えてくれる?」と頼むと、快く「いいよ!」と引き受けてくれました。R君、任されたことが嬉しかったのか、T君にボールの蹴り方、ドリブルの仕方、スローインの時の投げ方等々、サッカーの先生になりきって、手取り足取り丁寧に教えていました。その姿を見て、何だか頼もしく感じた瞬間でした。

 

そして、試合が始まったのですが…R君とT君は互いに違うチーム。R君はキーパーをしていたのですが、T君の所にボールがいき、シュートのチャンスがやってきたのです。全力でボールを蹴るT君!そして、シュート!!その瞬間、本来ならば、止められるボールだったのですが、R君わざと自分の動きを遅くして、しかも倒れこんでシュートをさせていたのです。そして、R君が「先生!Tが1点入れたばい!」と嬉しそうに知らせてくれました!  もちろん、T君もガッツポーズで飛び上がりながら大喜び🙌

きっとR君は、T君にシュートを決めさせて喜んでもらいたい・自信を持ってもらいたい・サッカーを好きになってもらいたい、そんな思いがあったのかもしれません。R君の友達思いな姿に、涙が出る位、感動した場面でした。R君の優しい姿が見れた事、嬉しく思うのと同時に、これからも、子ども達のいいところを沢山見つけていきたいと思います。