学童保育施設の実践ブログblog

また明日!《南小クラブ》

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南小クラブでは、夕方になると歩いて帰る子ども達もいます。1度学童に帰ってきて指定された時間になったら兄弟で歩いて帰る子、妹だけ学童に帰ってきてお兄さんの授業が終わったら迎えに来てもらい帰る子と様々です。そんな中、U兄弟は夕方5時になったら歩いて帰る毎日を送っています。もちろん、すんなり帰る日もあれば、そうでない日もあります。2人は外遊びが大好きで「そろそろ5時になるから帰る準備をするよー」と声を掛けると、ちょうど遊びが盛り上がっている時は「えーもう5時、帰りたくない」と文句を言う事だってあります。気持ちはよーく分かります。しかし、なんだかんだ言いながら帰る準備をして学童を出発しています。時々、学校を出てバス停前まで一緒に歩き見送る事もあるのですが‥先日、道端まで一緒に行った時、兄のH君が「先生、ダメ元で言うけど、俺たちの姿が見えなくなるまで見とってくれん?」と言います。ちょうどこの日は指導員の人手にも余裕があったので「うん!今日はいいよ!ちゃんと見とってやる」と言うと「えっいいの!ありがとう」と言って2人は歩き始めました。陣内線の真っ直ぐの道を歩き進む2人。すると‥20メートル程行った位で「バイバイ」と手を振る2人。それから姿が見えなくなるまで何度も何度も進んでは立ち止まり手を振るを繰り返しながら帰っていきます。(きっと私が最後まで見送ってくれるのか確認していたのかもしれませんね)そして肉眼では見えるか見えない位の時に2人が体いっぱい使ってジャンプしながら大きく手を振る姿が見えました。私もそれに応えるかのようにジャンプしながら大きく手を振り返しました。(きっと横の道を車で運転する人達は、私の姿を見て、この人何してるんだろう?と思われたかもしれませんね 笑)でも最後まで手を振り続ける2人に何だか嬉しくて‥。どうか無事に自宅に辿り着きますようにと願いながら2人を見送りました。安全に帰る事、それが1番です。そして明日も元気に学校へ行き学童に帰ってくる事を楽しみにしながら、また明日ね!と思った瞬間でした。      高木佐代美