学童保育施設の実践ブログblog

「外遊びの後は」(しらかわっこクラブ)

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「外遊びの後は」(しらかわっこクラブ)

すっかり冬になりましたね。夕方日が落ちるのも早く子ども達は夏に比べると少し早めに部屋へと戻ってきます。
「手洗いうがいしようねー」
と私が声をかけると
「見て。もうしたよ」
とドヤ顔の男の子も居て習慣づいてきたようで嬉しく思います。子ども達は外遊び大好きですどんなに寒かろうが外へ行きたくてうずうずしていますが、室内では室内でのブームがやってきます。以前ご紹介した手作りピンボールやレゴブロックはもちろんですが、ここ最近男の子達が熱中しているのは

「よっしゃ!七が出た!」

と、まわり将棋を楽しんでいます。簡単に言えば将棋の駒を使ったスゴロクですね。
歩の駒から始まり、角の4マスに止まると次の駒に入れ替えて、最終的には王の駒を目指すのですが、この過程が楽しいようで
「よっしゃ!進化した!」
と大喜びしていました。またスゴロクなので、全てが運の要素で遊びが進むので年齢関係なく、また人数もある程度は多く遊べる事も人気の秘訣の様です。
「あぁー入れ替わったー」
と上級生が落胆し下級生が喜んでいて、入れ替わり?と私が疑問に思って盤面をみていると
「他の人と同じ所にとまったら、弱い駒の方が休みになって、休みの人の所に止まると休みが交代になる!」
と教えてくれました。あれ?そんなルールだった?と聞くと
「人数多くてゴチャゴチャしたけん俺達で考えた!」
なるほど!それは凄い!遊びながら問題があるとそれを解決する為の知恵を出し合ったのですね!片付けの事等で子ども達の話し合いの場を多く設けてきましたが自分達で問題解決の為の工夫をする力が身に付いてきたのでしょうか?いや、もしかしたら子ども達にはその力が元々あったのでは無いでしょうか?それを我々大人が決めたルールで縛ってしまっていたのではないか・・・と、このブログを書きながら考えさせられました。子ども達が1つの遊びをしっかりと遊び込み、どんどん遊びを進化させていく姿に感動を覚えました♪

学童 上田 ゆうた