学童保育施設の実践ブログblog

サッカーを通じて(南小クラブ)

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先日の外遊びでの事。運動場を見ると、サッカーの試合が行われていました。メンバーは6年生・4年生と1年生の男の子達です。ずいぶんと1年生の参加が増えているなぁと思い聞いてみると、4年生H君が「俺達がサッカー誘った」と言います。なるほど〜と思いながら様子を見ていると‥先週、淋先生のサッカー教室もあったせいか、高学年のお兄さんたちが先生の代わりのように、手取り足取り教えてあげながらプレイをしているのです。また、相手は1年生ですから、手加減したり、この子にはボールが行き渡っていないなぁと思ったらボールをパスしたりと優しい配慮も。そんな中ハプニングが起こります。6年生R君が蹴ったボールが1年生U君の顔面に当たってしまい(もちろんこの時も手加減をして力いっぱい蹴ったわけではありません)泣き出して鼻血が出てしまいました。R君すぐにU君の所へ行き頭を撫でながら「大丈夫?ごめん」と謝っていました。その時は痛さでR君の言葉は耳に入らなかったかもしれませんが、とにかく一旦試合を抜け、しばらく様子を見ることに。U君の鼻血もすぐに止まり安心しました。しかしその間もR君は心配だったようで‥「U、大丈夫?」と聞いてきます。私も一部始終を見ていたので「大丈夫よ!鼻血も止まったし鼻の腫れもなし!だから大丈夫!」と伝えました。そして、U君にもサッカーをしてれば、こんな事は必ずある。それにお兄ちゃんもわざと当てたわけじゃないよ!と言うと本人もそこは十分理解していたようで‥。すると「鼻血が止まったらお兄ちゃん達とサッカーしていい?」と言うので、U君が大丈夫ならいいよ!と伝えました。そしてしばらく経って再び試合に参加しました。U君が戻ってきた姿を見てR君も安心したようです。そんなこんなでハプニングもありましたが、みんなお迎えが来るまでサッカー三昧。運動場を駆け回り全力でボールを追いかけ本当に楽しそうでした。遊びを通じて、こうして異学年の交流が深まっていくところが学童の良いところでもあります。縦の繋がりっていいですよね!これからも、そんな繋がりが見られていくのを楽しみにしたいと思います。お兄さん達1年生のこと宜しくね!

サッカー楽しむぞー!!

 

                                   高木佐代美