風の子保育園に入園して長い子は5年という月日を同じ顔ぶれで日々を過ごす中で、様々な人間関係の交差が見られます。
おしゃべりも思うようにできず、「嫌だ!」と思った事を<かみつき・ひっかき>という表現をしていた、1歳児・2歳児の頃。
「かして!」「あとでね!」を覚え、使いたいおもちゃが使えたり、使えなかったりしてたくさん涙を流した、3歳児・4歳児の頃。
そして・・・
5歳児になり、にこにこ広場で、こんな遊びが始まりました。
始めは、そら組だけで遊びが盛り上がり、ちょっぴり羨ましいそうに見ているつき組さん、にじ組さんを横目にしながらも遊びに入れたくない様子のそら組達。
ところが・・・
にじ組の女の子が、「私もお家作りたい!」と言ってダンボールを取ってしまいました。
「え~っつ!!!」 (と言って、しばし困った様子で考え込むそら組。)
しばらくして・・・
「いいよ~。」 (ちょっとふくれ顔だけど…)
年長児になり、年下のお友達に譲ってくれ,我慢の気持ちを表現することができました!
その日の帰りの会で、担任は、その気持ちを共感し、認め、これが「思いやり。」なのだと伝えました。きっとこれから、思いやりの気持ちが広がっていくことだろうと願っています。 遊びの中で育まれる子どもたちの成長を見逃さず、支えていきたいと思います。
右田