小さい頃から好き嫌いがほとんどなく、今でも食べるのが大好きな私。
でも周りがみんなそうではありません。大人も子どもも好き嫌いがあるのは珍しくありません。
園でも、子ども達が少しでも食材を味わえるように日々工夫している毎日です。その例を少しだけ紹介します。
①首を横に振って、食べたくないことをアピールしたときは…
「抱っこして食べようか」と甘えさせてあげると、膝に座ったとたん 食べたり
②人参は食べれても他の野菜は食べたくないという子には…
(保育士)「人参さんとキャベツさんは ”仲間” だけんおいしくなるんだってー」
(Aちゃん)「なまか(なかま)?」(言い間違いがかわいい。ちょっとむずかしかったかな(笑))
(保育士)「”仲間” 難しいね。”お友だちで仲良し”だけんおいしいんだって~」
(Aちゃん)「おともだち~?😊」(…と言いながら食べてくれました)
③飲み込んだ後に大きく口を開けてアピールする子には…
「わぁ‼ビックリしたぁ‼ライオンのお口で食べられるかと思った~」と大きくリアクションをすることで大ウケ‼
また驚かせたいと また食べるのです。
好き嫌いがなかった私が好き嫌いのある子どもの気持ちにどう寄り添うか考え、”楽しく”食事が出来るようにするために工夫していく日々。何より笑顔で食べてくれるのが一番です。「これは終わりにしようか⁈」と言うと、「ぜ~んぶたべる」と意欲を見せることもあります。それにも大袈裟に驚くリアクションを見せると、また大喜びです。
最近では、「ふ~せんせ~(私のこと)とたべる~」と言ってくれたり、私が別のテーブルで食べてる途中に「ふ~せんせ~」と呼んでくれたり。嬉しいのはもちろん、無理なく楽しく食べてるな~とホッとする瞬間でもあり、内心 「ヨシ‼心を掴んだ‼」と自己満足というか達成感を感じてるところです。
食事が大事なのは言うまでもありません。2歳児にわかりやすい言葉で、食べる意欲が高まるように、これからも工夫していきたいと思います。
古庄(美)