子どもたちが遊んでいる中で、自分が持っているおもちゃを友達や保育者に
渡そうとする場面が見られてきました。
ある日、Aさんがおもちゃを持っていたので「Aちゃんちょうだい」と言ってみると
おもちゃを大事そうに握りしめていたAさん。
別の保育者が「Aちゃん、どうぞってするんだよ」と保育者が持っているおもちゃを
実際に渡すふりをしてみます。するとそれを見て‘‘こうするんだな‘‘と分かったのか,
そ~と保育者の手に渡してくれました。
保育者が「Aちゃんちょうだいが分かったの?すごいね~」と大喜びすると
ニンマリ笑顔のAさん。褒められたことがとっても嬉しい表情でした。
何回か繰り返していると、保育者が言う前に手におもちゃをおいてくれました。
繰り返し伝えていくことで理解をし、真似をする事ができ、大人が喜ぶ姿、褒める姿を見て
またやってみよう、楽しいな、もう一回と小さな関わりが子どもたちの大きな意欲につながります。
大人の言葉ややりとりをしっかり見ているはな組の子どもたちです。
遊びの中でたくさん子どもたちに語りかけながら言葉と動作がつながるように
一人一つの言葉がけを丁寧にしていきたいと思います。
後藤