風の子保育園の実践ブログblog

アイスをあ~ん!(2歳児 ゆきぐみ)

カテゴリー:風の子保育園の実践ブログ

 ♪アイスクリーム アイスクリーム どこからどこからなめよかな…♪とかわいく歌う子どもたち。アイスがおいしい季節になりました。”あつい”です。

 園でも時々子ども達が ”本物”のアイスを食べることもありますが、今回は、色画用紙やシールを使ってアイスを作りました。

自分で作ったアイスを食べ、満足したところで、にじぐみさんとそらぐみさんにごちそうしに行きました。

 まずはにじぐみさんへ。アイスを持ってるゆきぐみの子を見て、思わず表情がゆるんだにじぐみさん。「ゆきぐみさん、にじぐみさんに食べてもらおうか」と言うと、積極的ににじぐみさんにスプーンを向けて食べさせていました。にじぐみの子どもたちも、何のためらいもなく自然に口を開け食べさせてもらっていました。「まだ食べてない」と言う子も(かわいいですね)。

逆にアイスを借りてゆきぐみの子に食べさせてあげる子もいました。

 次にそらぐみさんへ。同じようにゆきぐみの子が食べさせてあげようとすると照れ笑いをしながらも 少しだけ口を開けて食べる真似をしてくれました。小さい子の食べさせたもらうのが恥ずかしいけど嬉しい、そして、小さい子の思いに応えてくれる 心の余裕が感じられる表情が伺えました。 もちろん 交代してゆきぐみの子に食べさせてくれる姿も見受けられ、自然と口を開ける ゆきぐみの子の嬉しそうな表情、食べさせてあげるそらぐみの子の優しい表情にとっても癒され、ほっこりしました。

 どんなに食べても 食べさせても 減らない 溶けない不思議なアイス。アイスは冷たいものですが、心をあたたかくしてくれた手作りアイスでした。

 個人的な思いを書かせていただきますと、ゆきぐみ、ほしぐみの時に担任させていただいていた 今のにじぐみさんとそらぐみさん。その子達が小さいときに遊んでもらった経験を、今の小さい子にしてあげる姿を見て 日々の経験や関わりは、どんなに小さいことでも大事であり無駄ではないなぁと改めて思いました。今のゆきぐみさんも数年後、優しいお兄さんお姉さんになってくれる様 まずは、保育士がよい見本にならなければと思いました。

 古庄(美)