風の子保育園の実践ブログblog

カブトムシと過ごした夏🍉(2歳児 ゆき組)

カテゴリー:風の子保育園の実践ブログ

先日、クラスで大切に育てていたカブトムシが死んでしまいました。大袈裟かもしれませんが、カブトムシと過ごした日々は、間違いなく子どもたちにとって、今年のかけがえのない思い出になりました。

7月終わりにクラスにやってきたカブトムシ。とても元気がよく、いつもカゴの中を動き回っている姿に、皆は大興奮!朝のお集まり前には、グループ皆でカブトムシ&クワガタムシの観察をすることが日課になりました。室内あそび中にも虫たちのカゴを机に出した途端、観たい子どもたちが一斉に集まり、話をしながら嬉しそうに観てくれました!

最初は怖がっていたのに、いつの間にかツノを持って触れるようになっていたAくん、泣きそうになった時にはエサのゼリーをあげると、いつの間にか夢中になって見ていたRくん、友だちに「じゅんばんでみるんだよー!」と教えてあげながら、1番触って可愛がってくれていたSさん…などなど、本当に子どもたちには、愛情を持って可愛がってくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです😌

さて、カブトムシが死んでしまった日の出来事。朝からカゴの中でひっくり返っているカブトムシを見て、「あ、死んじゃってる…」と気付いた私。いつもなら子どもたちに「みて!カブトムシさんが動いていない…死んじゃったね😭」とすぐに話をしていた所ですが、今年はあえて伝えずに、普段通り子どもたちに見せてあげることにしました。さてさて、子どもたちの反応は?聞き逃さないように一緒に眺めていると、子どもたちの様々な思いが聞こえてきました。

「うごいてないね〜おかしいね」と困るSくん、「おなかいたいのかな〜」と心配そうなKくん、「だいじょうぶだよ〜」と優しく励ましていたSさん、「しんでる」とクールに言うRさん、「ねてるのかな〜」といつものように触るKさん…など、反応は様々でしたが、何より子どもたちがここまで思いやりを持って声かけができる優しさと成長した姿に感動しました😌カブトムシの飼育を通して、飼育の楽しさだけでなく、「生きる」ということが子どもたちに少し伝わってくれたのかな、と感じました。

そして、カブトムシが死んでから3日後。子どもたちにカブトムシが死んだことを伝えた後、皆でプランターに埋めてあげることにしました。手を添えてお祈りし、バイバイと手を振りながらそっと穴を開けて埋めました。そしてその日は、ビオラの花💐を育てようとクラスで種まきをしました。1つの命をお別れをしましたが、新しい植物の命も大切に皆で育てていきたいです!(カブトムシも花を咲かせてくれるかな…😊)

­

                  古庄(一)