お昼寝が終わった時のこと。
保育者がいつものように子どもたちの布団を畳んでいるとそれをじーっと見つめていたAちゃん。
保育者のお手伝いをすることが大好きなので「運んでくれる?」と聞いてみると
「うん!」と嬉しそうに運んでくれました。
それを見ていた子たちも「したい!」と一緒に手伝い始めてくれました。
1人で持つにはまだ大変そうにしていますがそれでも一生懸命押し入れまで運んでくれ、
保育者が「ありがとう」と伝えるととても満足そうにニコッと笑ってまた次の布団を持って来てくれます。
1人で運ぶのも楽しいですが、最近友達との関わりが増えてきているので
友達と一緒に運ぶこともニコニコしながらとても楽しそうにしていました。
みんなで力を合わせて「よいしょ♪よいしょ♪」と運ぶ姿は成長したたくましさもあり、
けどまだまだ可愛い子どもたちです。
また、運ぶだけではなく布団を畳むことにも興味を持ち始め挑戦する子も!
保育者の畳む様子を見てそれを必死に真似して畳もうとしてくれます。
1人で出来たときは「自分でできたよ」と保育者が援助せずに自分一人で出来たことが何より嬉しいのだなと感じました。
何気ない日常の中でも子どもたちが成長できる場面はいくつもあります。
早く終わらせたいからといって大人の私たちがすぐに手を貸すと子どもたちの為にはなりません。
心にゆとりを持って手伝いたい気持ちをぐっと我慢することでその気持ちが子どもたちの成長の糧になると思います。
福田 大樹