新年度の緊張が少しほぐれ、大型連休も自粛の中過ぎ去り、子ども達も保育者達もそろそろ疲れが見え始める頃、早めの梅雨入り☔となりました。 室内で、好きな遊び(ままごと・ブロック・オセロ・トランプ・かるた などなど)を各クラスで、楽しむ子ども達を見ていると、様々な会話を弾ませ楽しんでいます。 その中で生まれる揉め事・・・
「貸してっていうけど貸してくれ~ん」「何べんも貸してって言わんで!」「時計の針が8になったら貸してあげるけん」「私がこれ使うけん、○○ちゃんはダメ!」 などなど このような揉め事が、1時間の中で数十回とあちこちで繰り返されます。 そのたびに担任達は、子ども達の会話に耳を傾け、年齢に応じた声掛けをしていくのです。
子ども達の顔形が違うように、性格も様々、育ってきた環境も様々、きっと家庭という小集団では気付かない、それぞれの個性というものが保育園という大きな集団で見えてくるものがあるように思います。
例えば・・・
●1対1での話は理解できて、スムーズに行動できているけど、集団の中での話になると、スムーズに行動できなかったり・・・
●自分の思っていることを、友達に伝えられず、我慢ばかりしてしまったり・・・
●友達の気持ちを理解できず、自分の思い通りに行動し過ぎてしまったり・・・
と、様々なことが見えてきます。 保育者はその子が困り感を抱いているのであれば、その子の個性を理解しようとし、様々な援助を繰り返し行い、それが「吉」と出るか「凶」とでるか、いや!きっと「吉」と出ると信じ、日々、子ども達に関わっています。その子の自立と自律を願って💕
親は我が子より先に旅立つと思うと、子ども達が自分の力で生きていけるよう育てていくのが、私達、大人の役目なのではないかと思い、その責任の重さを感じながら、自問自答を繰り返し、自分自身の自律へとつなげていきたいものです。
右田