風の子保育園の実践ブログblog

「登って、シュ~」 (0歳児 はな組)

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先日、初めて室内用の滑り台で遊びました。

保育者が遊びのスペースに滑り台を設置していると、すかさず集まってくる子どもたち。

子どもたちの“楽しいこと”へのアンテナはとても敏感で、驚かされます。

 

滑り台の下にトンネルがあることに気付くと、真っ先に入っていく姿もありました。そして、トンネルの少し暗くて狭いところが落ち着くのか、中に座って周りの様子を見ている子どもも(*^^*)

 

ずりばいやハイハイの子どもは、トンネルをのぞいてみたり、ほかの子どもたちが歩いている姿を目で追ったり、じっと見つめたりして同じ方向へ行こうと動いていました。

滑り台の設置が終わると、「どうすれば滑ることができるのかな?」と滑り台の周りを見回して、登れる場所を探す子どもたちです。

初めのうちは、滑るところを四つばいで力いっぱい登って行ったり、保育者が座らせてあげたりすることで、滑ることを楽しんでいた子どもたちでした。しかし、トンネルをくぐったり、滑り台の周りをハイハイしたりして遊んでいるうちに、滑る場所とは違う場所に、登るための足場があることに気付いた子どもがいました。

 

足場は、3センチほどの小さなでっぱりなので、手でしっかり握って、上手に足を引っ掛けなければ、落ちてしまいます。保育者は「一人で登れるのかな?」と思いながら、そばに付いていました。でも、その心配は要らなかったようです。

子どもたちはズンズン登っていきます。

登ってみると、そこには滑るところまで続いている道が・・・

「ドーン!ドーン!」や「ウッ!」と声を出したり、滑り終えたらまた急いで登りに行ったりして、滑り降りるだけではなく、自分で登ることも楽しむ子どもの姿も見られました。

 

子どもたちができることを引き出せるような働きかけを行うことが大切だと感じた出来事でした。

子どもたちができることがどんどん増えていきます。子どもの「じぶんでやりたい」「やってみたい」気持ちを大切にしながら、保育を行っていきたいと思います。

 

槇本