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イヤイヤ期のお友達効果(2歳児 ゆきぐみ)

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  2歳児といえば、イヤイヤ期だったり、トイレトレーニングだったり、友達にも興味も出てきて、一緒に遊ぶことが楽しくなる一方で、トラブルもあったり…保育園でも 日々 変化と進歩の毎日です。

 そんな日常の中、遊びに夢中になってる時に、片付けや、トイレに誘う声掛けをすると、もちろんすんなりとは行ってくれません。そんな時は『(おもちゃ)守っとこうか⁉』『また遊ぼう!』『(みんながトイレに行った後)最後に呼びに来るね』等、思いをくみ取りながら、様々な声掛けをしています。

どの言葉かけで気持ちを切り替えることができるかにも個人差があり、どの言葉に反応するかも楽しみであり発見にもつながります。

 それでも なかなか 子どもの気持ちを動かせないときは、周りの子ども達の力を借りて…
『○○ちゃんと手をつないでいこうかなぁ』『○○ちゃんをつれていってあげて~』と言ってみると、周りの友達が手を伸ばしてくれ、その手をすんなりと握り、スッと立ち上がってトイレに行くなど、効果絶大です。

今までの保育士の必死の声掛けは何だったのかと思うこともあります(笑) (時にはそれさえ拒否するという…作戦失敗のことも)
友達の力って凄いですね。子ども同士が 小さな手と手を握って歩く姿はとても可愛く、この手に心のつながりがあるんだなぁと思うと心がほっこりしました。

《魔の2歳児》というと、“対応が大変”というイメージもありますが、イヤイヤ期真っ只中の子どもは、自分の気持ちを上手く言語化出来ず理性を保つことも出来ず、その葛藤の末に、ただただ拒否したり暴れたりと反抗的な態度を見せてしまいます。

小さな心と体で、大切な成長過程と向き合っています。

大人の関わり方も子どもの反応も様々ですが、どちらのしても子どものイヤイヤは真剣です。

ついつい大人もイライラしてしまいがちですが、そのひとつひとつに真剣に向き合ってあげることが大事だと思います。

自分の意志を持つことや、それを周りに伝えようとすることは大切なことです。 

子どもの思いを受け止め、心の成長を見守り、一緒に成長していきたいですね😊

(古庄)