風の子保育園の実践ブログblog

おはなしだいすき!(0歳児 はな組)

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はな組の子どもたちは、絵本が大好きです。

 

朝のおやつを食べた後は、朝のお集まりを行うのが、朝の流れになっています。朝のお集まりの時間には、ふれあいあそびをしたり、手あそびをしたり、絵本の読み聞かせを行ったりします。

 

そのため、おやつを食べ終えると、自ら机の下に椅子を入れて、真っ先に絵本が並んでいる棚に向かう子どももいます。また、保育者が読み聞かせをするために絵本を選んでいると、子どもたちもそばに集まってきて、本棚を覗き込んだり、指をさしながら「ん!ん!」と言ったりする姿も多く見られます。時には、パーテーションにつかまり、小さな体で背伸びをしながら本棚を見ている子どももいて、とてもかわいいです♡

子どもたちは、“朝のおやつの後には絵本の読み聞かせがある”ということを理解しているのですね。

 

少し離れたところにいても、保育者が絵本を見せながら「絵本を読むよ。おいで~!」と声を掛けると、思い思いに集まってきて、好きな場所に座ります。中には、近くで見ようと、絵本を持っている保育者の膝の上や真横に座る子どもの姿もあります。

読み聞かせが始まると、子どもたちの視線は絵本に釘付けです。

時には、絵本のまねっこをしてみる姿も見られます。

子どもたちが好きな絵本の中から、何冊かご紹介します☆

まずは、『だるまさんシリーズ』です。この絵本を読むと、絵本の文章に合わせて髪の毛を触ったり、歯を指さしたり、だるまさんの動作を真似して楽しんでいます。

そして、『いないいないばあ』です。保育者がページをめくるのと一緒に「ばあ!」と言ったり、顔を隠して“いないいないばあ”をしたりする子どももいます。

最後に、『もこもこもこ』です。この絵本を見る時の子どもたちの表情はとても真剣で、時々絵本を指さしながら見ています。

 

どれも、同じ言葉や動作が繰り返されるものや、短い文章で書かれている絵本です。子どもたちにとっては、その言葉の音やリズム、動作を真似してみること、更に周りの友達や大人と笑い合うことが、言葉のおもしろさや楽しさを感じることにもつながっているのだと思います。このような経験は、子どもたちの発語への意欲へとつながっていると考えています。また、大人の膝の上に座り、“じっくりと関わりながら絵本を一緒に読む”ということも、子どもにとっては嬉しいことで、年齢が上がってから絵本を好きになるきっかけにもなると思います。

 

そのため、子どもたちの“絵本を読みたい”“絵本を読んでもらいたい”という気持ちを大切に、その欲求に応えていきたいと思います。

 

槇本