だんだんと寒くなってきましたね。冬はインフルエンザなどがはやる季節。手洗いうがいをしっかりと行っていきたいですね。
以前は保育者が抱っこして沐浴室の水道で手を洗うことがほとんどでしたが、少し前から、子どもたちが自ら水道の前に立ち、手洗いを行っています。
おやつやご飯の前などに「おやつたべるよ~お片付けしようか。」と声を掛けて保育者が容器を用意すると、子どもたちは周りを見回して、進んで玩具を持ってきて入れてくれます。そして、水道がある部屋の扉を開けると、「おててを洗うよ~、ちゃんちゃんしようね。」と声を掛けると、進んで水道のほうへ急ぎ足で来る姿も見られます。中には、保育者が声を掛ける前に水道がある場所の扉が開いたことに気付いて、自ら水道の前に立つ子どもも!
“おやつやご飯の前には手を洗う”ということが、子どもたちの中で少しずつ習慣になってきているのだと感じます。
(9月末撮影)
保育者に名前を呼ばれて自分の順番が来るまでは、長い椅子にみんなで座って待っていてくれます。待っている子どもたちに、保育者が「お袖、ぎゅっぎゅ できるかな?」と声を掛けると、真剣な表情で片方の手でもう片方の袖をつかみ、ぎゅっと腕まくりをする姿や、“自分でやってみよう”とする様子も見られるようになりました。そして、腕まくりを自分でできたときは、保育者の顔を見て、腕まくりした腕をとても嬉しそうに差し出し、“見て!できたよ!”と少し自慢げに言っているかのような表情です。
保育者と一緒に手を洗った後、保育者が「パッパッパ!」と言いながら水を切るように手を上下に振ると、子どもも真似してとてもうれしそうな表情で「パッパッパ!」と言っています。保育者を真似することや“パッ”という音や発音を楽しんでいるようです。
手を清潔に保ち、様々な感染症を予防するためにも手を洗うことは重要であると思います。園生活の中でも、子どもたちが進んで手洗いを行えるような言葉かけを行っていきたいと思います。
槇本