最近は、特に身の回りのことを“自分でやってみたい”という気持ちがよく見られる、はな組の子どもたちです。
おむつを替えるときや戸外遊び後の着替えの際に、ズボンの着脱を自分でやってみようとする姿がよく見られます。
保育者が「ここ(ズボンのゴムの部分)を、にぎにぎ するんだよ」と声を掛けながら、一緒にズボンに足を入れていきます。足が入ったら今度は裾から足先を出します。
つま先が出たら・・・「ばあ!」と言い、にっこり笑顔(*^^*)生活の中の何気ない動作ですが、楽しみながらズボンを履く姿も見られます。
時々、ズボンに足が通ったことに満足し、ズボンが膝の下に寄ったまま、興味のあるほうへ歩き出そうとしていることも。かわいいですね。
保育者が「おむつ替えようか。しっし、出た?」と声と掛けると、「しっし!」と言いながら、おむつをポンポンと叩いて駆け寄って来たり、「はい!」と言ってズボンを脱ぎ始めたりして、おむつ交換に積極的に参加してくれます。
子どもが自分でズボンを脱いだ後に、おむつが汚れていないことに気付くこともありますが、伝えようとすることや自分で衣服の着脱を行おうとする姿を大切にしたいと感じています。
中には、保育者が着脱を手伝おうとすると、「イヤ!!」と言って“自分でしたい”ということを表現してくれる子もいます。そんな時には、「そうか。自分でしたいんだね。」と声を掛け、待っています。困っている様子が見られたら、「少しお手伝いしていい?」と聞き、「うん」という返事が返ってきてから援助するようにしています。なかなかうまくいかず、だんだんイライラし始める姿を見ると、ついつい、何も言わずに手伝ってしまいたくなるのですが、できるだけ、その子の“自分でやりたい”気持ちを尊重した関わりができるよう、努めています。
(ズボン、一人で脱げるよ)
着替えだけでなく、生活の中の様々な場面において保育者がしてあげることは簡単です。
子どもたちの“やってみたい”という気持ちを大切にしながら、「一緒にやってみようか」と声を掛けて行ったり、さりげなく、そっと援助したりすることで、“できた!”という喜びや成功の体験をできるようにしていきたいです。そして、できたことを保育者も一緒に、喜んでいきたいと思います。
(靴下、自分で脱げるよ!)
槇本