風の子保育園の実践ブログblog

ちぎって・こねて・まるめて(3歳児 つき組)

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つき組になったことで増えた新しい道具の中に、粘土があります。

ゆき組の時にも使用した経験がありますが、保育園のものを使用していました。

しかし今年度は、子どもたちそれぞれのお道具箱の中に“自分の”粘土を持っています。子どもたちにとって“自分の”モノであることがとても嬉しい様子でした。

 

初めに、粘土は粘土板の上で使うことや、お友だちのものと混ぜたり落としたりしているとどんどん減ってしまうことなどを話しました。

 

新しい粘土は少し硬かったのですが、子どもたちが自らの力でちぎり、いろいろな物へと変化させていっていました。各々で好きなものを作り始めると、集中してちぎって、こねて丸めていました。しばらく経つと、あちこちから「見てー!」という声が聞こえてきました。

「先生見て!!」と呼ばれ、その子のもとへ行ってみると「トマト!」と、とても嬉しそうに目をキラキラと輝かせながら見せてくれました。見てみると、丸い実の上にチョロンとヘタまで付いています。食事の中で出てきたものを、とてもよく観察しているのだと感じました。

 

ほかにも、頭にバケツが乗った雪だるまや鬼の顔、ロボットなどをとても集中して作る姿が見られました。

粘土は自由自在に様々な形に変化させることができます。考えたり工夫したりすることができる、指先をつかった遊びとしても取り入れていきたいと思います。

槇本