緑ケ丘保育園の実践ブログblog

スキンシップと心の温かさ(0・1歳児みかんグループ)

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 ジメジメとした雨が続き、ついに梅雨入りしたかと思えば、真っ青な空が広がる夏日になったりと、気候の変化の激しい最近ですね。

 体調を崩しやすい時期なので、子ども達が元気に登園してくると私たちも安心します。

以前に比べると、登園時の子ども達に笑顔が増えてきたようで、保育園の環境にも少しずつ慣れてきたのかもしれませんね。

 

 それでもやっぱり、お母さんやお父さんが恋しくなってか泣き出してしまったり、職員に抱っこをせがんで甘えたりする事もあります。まだまだ小さな子ども達ですからね、少し慣れたとはいっても不安になることは沢山あると思います。そして、そうした時は職員が抱っこをしたり、膝の上に座らせたりしながら時間をかけて気持ちを落ち着かせて、気持ちを切り替えれるようサポートしています。日々のスキンシップの中でしっかりとした信頼関係を作り、子ども達が伸び伸びと安心して過ごしてくれれば、何より嬉しいです。

 

 乳幼児期のスキンシップはとても大切と言われています。

 

 「皮膚は露出した脳である」と言われるように体性感覚触覚と温痛覚は直接脳に届き、認識や感情の中枢まで広く刺激しているそうです。

そしてこの体性感覚が人間の五感のうち、最も早く発達するものであるとされています。そうすると抱っこを始めとした肌と肌との触れ合いがその子の脳を育んでいるとも言えますね。

 

体の温かさ」が「心の温かさ」に…

体にやさしく触れられたり、抱っこされたり、それによって安心感を得て温かな気持ちになる、という経験を幼いうちから何度も繰り返すことで、人を信頼し、自分らしさを出せるようになっていくのかもしれません。

 

まだ言葉の出ないこの時期だからこそ、沢山抱っこをして語り掛けます。

 

それが将来的な子ども達の豊かな情緒を育むことに繋がっていけば良いなと思います。