緑ケ丘保育園の実践ブログblog

思いやりの心【うさぎ組 2歳児】

カテゴリー:緑ケ丘保育園の実践ブログ

最近子ども達は、おやつのお菓子やチーズを食べるとき、

一口かんだ後にできる形を、お友だちと見せ合いっこをして楽しんでいる姿をよく見かけます。

 

そんなある日のおやつの時間のこと。
M君がお菓子を一口かじってみて、出来た形を「みて!お舟の形!」と目をキラキラさせてお友だちに見せようとしました。
すると、その時!
M君の肘が、コップに当たってしまい、
中に入っていた牛乳が机と床に…。

M君は、こぼしてしまった事でビックリし、そのまま呆然として固まっていました。
あー、やっちゃったかぁ(^o^;)…(と思った私💦)。
急いで拭かなくちゃ!と思って雑巾を取りに行こうとすると、

その様子を見ていた同じ机のお友だち2人が「(牛乳が)こぼれた!」「僕が拭く!」と言って
さっと雑巾を取りに行き、床を拭いてくれました!

その子たちの動きを見て、「さっと動けるなんて、すごいなぁ。そして、何で拭くといいかもきちんと分かってるのね」と思わず感心させられました。

保「拭いてくれてありがとう!M君、お友だちが拭いてくれたね。」

M「うん!」

保「みんな、優しいね」

M「うん!」(少しびっくりしつつ嬉しそう)

保「じゃあ、拭いてくれたお友だちに「ありがとう」てお礼言おっか」

M「うん!ありがとう!」

そう言われると、拭いてくれた子たちは少し照れつつ、嬉しそうに笑ってました(*^-^*)

 

今までだったら、こぼれた様子を興味津々で見ていたり、
零れたことは分かっていても「どうしたの?」「こぼれちゃったねぇ」と言って、
見ているだけだったのが
「牛乳が零れた」→「何かで拭かなくちゃ!」→「雑巾で拭こう!」
と考え、実際に動くことができていてとても驚かされました!それと同時に、優しく思いやりのある心が育っているなと
成長を感じられた出来事でした(*´ω`*)

 

私たち大人のすることを見て覚え、良いことと悪いことの判断をつけ、学んでいるような気がします。

こうした、日々の生活のいろんな出来事の一つ一つが、子供たちの成長につながっているのだなと思いました。

 

子供たちは、日々の生活の中から、たくさんのことを自然と学んでいるんですね。

これからも、子ども達のお手本になれるようになるような保育を心がけていきたいと思います。

(長田)