緑ケ丘保育園の実践ブログblog

自由の中の育ち(幼児期の遊びの大切さ)

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「わぁ~なんか楽しそう!」と保育室を覗くT君。勢い勇んで嬉しそうに保育室へ入ってきました。

T君は持ち物の片付けをさっと済ませると好きな遊びを見つけ遊びだしました。

そこに楽しそうな環境があったのでしょう!!T君はカバンの片付けやタオル掛けも自ら進んで行うことが出来ました。

 緑ヶ丘保育園では子ども達が自発的に関われる遊びの環境構成に取り組み個々の育ちを支えています。登園し、そこに昨日夢中になって遊んだ環境があると遊びの続きが出来き嬉しくなります。希望に満ちた一日のスタートが切れることでしょう。環境は、保育者が子ども達の興味に合わせて構成します。

                     

 

環境構成は各保育室で異なります。運動遊び・造形遊び・ままごと遊び・ブロック・園庭での遊び等、子ども達が園庭や保育室どのクラスでも遊んでもいいように選択保育を行っています。

 好きな遊びに没頭できることは様々な発見もあり遊びから得る学びも多くなります。また選択保育では、異年齢での関わりも深まります。

「はい、どーぞ✨」優しい、お姉さんと一緒におままごと🍀

                       それでは…決められた遊びの環境ではどぉでしょう?決められた遊具、決められた場所…一方的に投げ掛けられた遊びでは興味の幅も狭く遊びから得る学びも少なくなりかねません。自由な選択だからこそ好きな遊びを見つけることもでき、夢中になって遊びこむことが出来ます。又好きな共通の遊びを通すことで、お友だちと一緒に遊ぶことの楽しさを知ることもできますし、「そんな考えもあるんだ・・」と他者の思いにも気付くことにもなり、さらに遊びが発展しコミュニケーション能力も、育まれることでしょう✨

 しかし自由だからといって、好き勝手していいわけではありません。時には遊びを通しての意見のぶつかり合いも見られます。自分の思うようにならないこともありますがそんな経験も大切です。楽しく遊ぶには・・・・?

 自己の思いと他者との思いに折り合いをつけることも大切。子どもたちは心の葛藤を経験し友達に譲ることや、順番を守ること、相手を思いやることで楽しく遊びが展開することに気づいていきます。決められた遊びではなく自由な中だからこそ予想外な困難な場面に直面することも、子ども達にとって幅広い貴重な体験となります。このような中自ら考える力も育まれることを感じます。

「明日も保育園で遊びたい」と子ども達が思える環境構成。緑ヶ丘保育園では日々保育を見つめなおし子ども達の姿から保育を考えていきます。

濱田