緑ケ丘保育園の実践ブログblog

子ども達の中で…【2歳児 うさぎ組】

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新年度が始まって、早半年…あっという間にもう10月ですね。
最近の子ども達はお話が上手になり、子ども達同士の関わりも沢山見られるようになってきました!
今回はそんな中のエピソードを1つ紹介しますね(*´∀`*)

夕方のおもちゃ遊び。
座って遊んでいるはずの室内に、突然ドタタタタタタ…と走る音が響いた。
見るとS君が急に走りたくなったようで、ニコニコで走っていた。
でも、今はおもちゃ遊びの時間。走っては欲しくないな。
と思い、S君に声を掛けた。
保育者「S君、今は座って遊ぼうね。」
S「……」(呼ばれたことには気づいたものの、そのままニコニコで走り続ける)
うーん、座ってくれないな。どうしよっかな。
と考えて見ていると、走りながらAちゃんの方へ行き、
一緒に遊んで欲しそうにちょっかい(髪を触ったり)をしていた。
Aちゃんは突然髪を触られ、少し嫌そうにしていました。
S君の気持ちを教えてあげるとどう反応するかなと思い、
保育者「Aちゃん、S君がAちゃんの事が大好きなんだって。
一緒にいたいみたいだよ?」と、伝えると
「えっ、そうなの?」というように少しびっくりしたあと
照れくさそうに笑ってS君を見ました!
笑いかけてもらったS君も嬉しそうにし、ギュッと抱き合う2人(*>ω<*)
保育者「2人とも仲良しだね!それなら2人で一緒に座って遊ぶと
もっと楽しいよ?」
そんな2人を微笑ましく見つつ声をかけると
Aちゃんが嬉しそうにS君の手を繋ぎ、ペタンと座る。
S君も一緒にペタンと座って、一緒に遊ぶことが出来ました✨

子ども達は、日常生活や遊びを通して
子ども達同士で学び、成長していきます。
今回、保育者がもう一度S君に「座ります」と言って
座らせるのは簡単ですが、それではただ座らせられたS君は
「怒られた」気持ちしか残らず、嫌な思いしかしません。
そこに大好きなAちゃんが入ることで、こんなに嬉しそうにし、
一緒に座って遊ぶことが出来たのですね(•ᵕᴗᵕ•)
子ども達同士の関わりは本当に大切だと改めて感じた出来事でした!


(長田)