緑ケ丘保育園の実践ブログblog

みのむし製作【2歳児 うさぎ組】

カテゴリー:緑ケ丘保育園の実践ブログ

様々な色の落ち葉が舞い落ち、秋も深まる頃となりました。
子どもたちは、それを嬉しそうに集めたりちぎったりして、それぞれの遊びを見つけ楽しんでいます。
そんなうさぎ組さんの11月の製作は「みのむし」をしました!
さぁ、やるぞ!…と思ってすぐあれ?と思ったこと。
それは、「子ども達は、『みのむし』を知っているかな」ということ。
それならまずは本物を見て知ってもらおう!
ということで、まずは本物を見てもらいました!
保育者「ほら、これがみの虫っていうんだよ。

みの虫さんはね、木の枝や葉っぱで寒くないように

お洋服を作って、その中で寝るんだよ。」(手に乗せたみの虫を見せながら)
子「………」(そーっとみのむしを見る)
子ども達は、初めて見るみのむしを興味津々で何も言わずただただじっと観察してました。

本当は中にいるみのむしさんも見たかったのですが、今回は中におらず…(;´д`)

その分、木の枝や枯れ葉で出来たみの虫さんのお洋服をじっくりみんなで見ました!

保育者「じゃあ、今見たみの虫さん、みんなも作ったみたくない?」

みんなとじっくり観察したところで、そう声掛けると

子ども達「………!」(嬉しそうに保育者を見る!)

Y君「早く作りたい!」(待ちきれない様子)

保育者「よし!それじゃあ作っていきますか!」

ということで、製作スタート!
今回は、みの虫さんのお顔をクレヨで描いてもらい、
その後に、のりと毛糸でみの虫さんにお洋服を作っていきました!

お顔はクレヨンの黒で目を、赤で口をお手本で描いて見せた時…
保育者「目は黒のクレヨンで、クルクルして描くよ」(みんなの前でお手本中)
H「僕は紫とかがいい!」
保育者「えっ、目の色は黒の方がいいんじゃない?」
H「だって目は黒じゃないのもあるもん!僕は紫がいい!」
この話を聞いて、以前目の色は黒だけでなく、色んな色があることを
話したことがあることを思い出しました。
お話をしっかり覚えてるんだな、すごいな(*´ω`*)
そして、別に黒色にとらわれなくてもいいかと思い、
はじめは子どもたちに用意するクレヨンは赤と黒だけの予定を
全部の色を置いてみることにしました。
(後から、「あれ?虫は『黒』の目だよね?」と少し思いましたが
子ども達の発想を大事にしたくて、そのまま続行)
お手本を真似て上手に描ける子もいれば、
なぐり書きになった子もいますが、みんなとても味のあるお顔が出来ました!

みのむしさんの洋服作りは、のりの使い方を丁寧に伝えていってることもあり、
のりのつけすぎになることなく、足りなかったら少しづつ上手にのりをつけていた子ども達。
毛糸は一本一本丁寧に貼る子、毛糸の感触を堪能したあと豪快に貼る子など
一人一人の個性がとても光る作品に仕上がりました!

ども達の発想は、私たちが思うものにならないことも多いですが、
そこがまた面白いなと思います。
これからも、子ども達の発想を大事にし、保育をしていきたいと思います(#^_^#)
長田