緑ケ丘保育園の実践ブログblog

ありがとう 心をこめて~

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 今年も早いもので、もう3月(弥生)となりました。そしてこの季節は昔から、桃の節句、お彼岸や春分など沢山の行事がありますが、なかでもひな祭りは私たちに一番なじみの深い行事ではないでしょうか。

 ひな祭りの起源は、300年頃の古代中国で起こった「上巳節」に遡るといわれています。「上巳(じょうし/じょうみ)」とは旧暦3月の最初の巳の日のことで、後に行事の日付が変わらないよう、3月3日となりましたが、元は女の子のための行事ではなく、春の訪れを喜び、無病息災を願う厄払いの行事だったそうです。

さて、私たち保育士にとって3月の最も大きなイベントが卒園式です。昨年の今頃は新型コロナで世の中がざわつき始め、様々な行事ごとが中止や縮小を余儀なくされたことが昨日のことのように感じます。あれからあっという間に一年の月日が経ち、未だに大変な状況が続いています。しかしワクチンの接種も徐々に始まっており、少しずつではありますが、明るい前向きな話題も増えてきているように思います。そうした中で私たち保育園でも規模を縮小するなどの工夫をすることで、何とか年長さんの卒園式も無事に終えることが出来ました。卒園していった子ども達や保護者の方々にも、この一年間は感染予防のために色々な辛抱やご負担をおかけしたと思いますが、卒園式で見せてもらったらいおん組29名の子ども達のまぶしい笑顔、そして保護者の方々の感極まって流す一筋の涙を見ていると、どのような状況であれ子どもたちが色々な経験を積み重ねながら、大きな成長に繋がる一年だったんだなと‥改めて感じされられました。コロナ禍の終息までには今しばらく時間を要すると思いますが、卒園した子どもたちの未来が明るく、これから先の人生が夢のある輝かしい道へと繋がっていくことを心から願っております。

 今年の卒園式で子どもたちが歌った曲が、こんなときだからこそ当たり前の大切さを気付かされる、そんな心に染み入るとてもいい歌詞だったので、皆さんにご紹介したいと思います。

                          ♪ありがとう 心をこめて

  1,いつのまにか ぼくたちは一人で歩いていたよ

   6年前にこの世に生まれた小さなこのいのち  

       晴れた日にも 雪の日にも 元気なときも               

   変わらない優しいまなざしが 僕たちをつつんでくれた 

   気がつけば 春の風があんなに歌っているよ ありがとう 

   心をこめて ありがとう そしてさようなら

  2,どこまでも はるかな道を歩いてゆける 

   勇気と悲しみを 分かち合える あたたかいこの心 

     喧嘩をして 仲直りして 泣いて笑って 励まし合って       

   みんなと一緒に私たちは 大きく 大きくなれたよ  

   気がつけば 春の風があんなに歌っているよ  

   ありがとう 心をこめて ありがとう そしてさようなら

 

素敵な歌詞を、まっすぐな心の子どもたちが歌うと、本当に心に響きます。

らいおん組29名のおともだちと保護者の皆様へ・・・卒園おめでとうございます。

そして、ありがとうございました。

                                                                                                                         緑ヶ丘保育園 副園長 満田あづさ