子ども達が遊んでいる様子を見ている時
「こうしたほうがいいよ」「こうしてみよう」と
提案めいた言葉を掛ける時があります
その言葉の裏には❝危なくないように・・・❞❝うまく遊べるように・・・❞と
その遊びの先行きを心配する気持ちがあります
でも、声を掛けたくなる気持ちをぐっとこらえて子ども達同士の様子をじーっと見ていると
A君が作り出した砂山にⅠ君が加わりトンネルが開通して
トンネルの入り口にスコップを立てて
もう一方の入り口に鍋のフタをはめて・・・・・
二人で基地でも作っているのかとさらに見ていると
一瞬その場を離れたⅠ君が何かを握って帰ってきて
大きなアリを砂山の中へ!
そこまでの間じーっと見ていてようやく二人がアリの家を作っていたと気付きました
入り口に立てたスコップはアリが無事か見るための覗きカメラだそうで
鍋のフタはアリに餌をあげるための扉だったそうです(*^^*)
この日の砂場遊びのように、子ども達こそ遊びの天才で
大人の提案がなくても遊びをふくらませる力を持っています
"だいじょう?"と手を貸すのも必要ですが
"だいじょうぶ!"と見守るのも必要だなと思いました
子ども達が遊びの中で本当にやろうとしている先行きをまずは待てる
保育者でありたいと思います
(松本)