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「感触あそび」1歳児もも組アンパンマンチーム

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「感触あそび」1歳児もも組アンパンマンチーム

  梅雨の中休みの晴れた日に木陰で砂・土と水を使って遊びました。日頃から砂あそびも水に触れることも大好きな子ども達。砂や土をシャベルで掘って遊んでいる所にジョーロに入れた水を上からジャーーと流し込みました。するとすぐに水に反応して立ち上がり手に持っていたシャベルを水の所に差し出し、水が流れてくるのをキャッチして楽しみ始めました🎵

「お水ジャー!」

  何回も何回も繰り返すたびにあちこちからシャベルが差し出され、シャベルに貯まる水の重さや落ちてくる様子を楽しんでいる子ども達でした。足元がビチャビチャになるのも全く気にすることもなく、水に大興奮でした。

「わたしにも、ぼくにもーー」

  何回も水を流したので土は水浸しでやわらかい状態にー。そこで担任はやわらかくなった土を手にしてこね始め団子を作りました。その様子を目の前でじっと見ていたKちゃんは、すぐに自分も手で土を取ると小さな手のひらに載せてこねこねし始めたのです。両手で土を挟み、上にしたり下にしたりと手の向きを変えながら見よう見まねでこねこね‼︎

「お団子こねこね」

  ベチャベチャと手にくっついたりもしましたが…なんとなく形になって完成ー‼︎手のひらを大きく開いて「できたーー」と見せてくれました。決して綺麗な丸い団子ではありませんでしたがKちゃんにとっては自分で作ったお団子。とっても嬉しそうでしたよ♡自分で作る経験が大切なのです。

「お団子できたーー!」

  三歳未満の子ども達のあそびの代表的なものの一つの「感触あそび」五感が育つ時期、いろいろなものに触れる経験はとても大切です。代表的な素材として土・砂・泥・水・小麦粉・粘土等があります。今回土や水にたくさん触れ、それぞれの感触を指や手のひらで感じ楽しむことができました。子どもは大人が願いや意図を込めて準備しなければ魅力的な対象と出会うことはできません。遊び方を見せることでそれが楽しいことだと気付き、やってみたいという気持ちも生まれてきます。低年齢からスマートフォンに触れたりとバーチャルな世界との接触が増えている状況だからこそ、五感で感じる感触あそびをこれからも大切にしていきたいと思います。