白川保育園の実践ブログblog

「秋の一日」1歳児もも組アンパンマンチーム

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  0,1,2歳児クラスのかわいい運動会も無事終わりました。たくさんのお客様の前で笑顔を見せてくれた子ども達。その頑張りに大きな拍手を送りたいと思います。月曜に登園すると、「うんどうかいあったねー」と子ども達が話す声が聞かれ、小さいなりにちゃんと理解していることに驚きました!子ども達にとって楽しい思い出として残るといいな〜と思います。

  日頃から戸外でたくさん遊んでいるもも組ですが、先日、数人の子ども達とどんぐり拾いをしていると、Mちゃんが「アリさんだー」と1匹のアリを見つけました。その声に他の子ども達も寄って来て「どこ?どこ?」と探します。「おったーー‼︎」と見つけたアリは何やら白い物を抱えて移動しています。「なんかもってる‼︎」と気付いた子ども達。「ほんとだー何だろうね?」と担任が言葉をかけると「なんだろう⁇」と考えながらも答えが出ません。「アリさんは、ごはんをおうちまで持って帰っているのかもしれないね〜」と話すと、「ごはん⁉︎」と興味津々。「おうちでごはんを待っている子どもがいるのかもしれないね〜」などと子ども達と話しながら、一生懸命に運ぶアリをしばらく目で追っていました。そのうち「アリさんがんばれ〜!」と応援を始めた子ども達。その優しさに温か〜い気持ちになりました♡

「アリさんどこにいくのかな?」

  アリを見送った後、「アリさん、ごはんたべたかな?」と心配する声も聞かれ、「きっとおいしい!って食べているよ。」と答えると、「うさぎさんもごはん食べるよー」と一人の子どもが言いました。「そうだね〜そうだ‼︎うさぎさんにもごはん持っていってあげようか〜」と提案すると、「もっていくーー‼︎」とみんなが答えたので…早速うさぎのエサ探しです!子ども達と周りをキョロキョロすると園庭の隅に草が生えていて、うさぎの好きそうなやわらか〜い葉っぱを見つけました。「おいしそうな葉っぱがあるよー」と子ども達に知らせると、さっと寄って来て自分達でちぎり始めました。うまくちぎれず小さかったりもしましたが、みんなが少しづつ手にしたところでうさぎの所へ出発です!葉っぱを大事そうに持って歩く子ども達でした🎵

「うさぎさん〜まっててね〜」

  うさぎの所まで来て、ケージの隙間に葉っぱを入れると、子ども達の草に気付いてうさぎも寄って来て、パクッと食べてくれました。食べてくれると子ども達も大喜び!「ぼくもーわたしもー」と押し合いになりながらも無事にうさぎにご馳走することができ、大満足の子ども達でした🎵

「うさぎさん、たべてね〜」

  子どもの『発見』から虫や小動物との触れ合いが出来た一日でした。触れ合いを通して優しい心が育ったり、命の大切さにも気付いてほしいと願っています。花を見て「きれいだな」と感動できる心も育ってほしいですね。そのためにも私達が見本となって動植物を大切にしたり、自然と関わることを楽しむことで、子どもの興味関心を広げる働きがけになると思います。子どもの小さな発見にも敏感でありたいと思います。

「コスモス きれい♡」

 田中 弥生