白川保育園の実践ブログblog

「クリスマスの帽子作り」 5歳児さくらぐみ

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「クリスマスの帽子作り」

  毎年クリスマス会でサンタさんと一緒の写真撮影があります。雰囲気を出すために手作りの帽子をかぶるので、今年も帽子を作ることにしました。
 どんな帽子を作りたいか問いかけたところ、「あの三角形のやつ」「さかなくんの帽子」「頭に巻くタイプ」など意見が出ました。さらにクリスマスのイメージを聞いてみたところ「サンタさん」「トナカイ」「ツリー」「プレゼント」「星」「雪」などの答えが返ってきました。
 そこで、今回は頭に巻くタイプにしイメージマークを中央に取り付けることにしました。
 早速、「星」「ツリー」「トナカイ」「サンタさん」「雪だるま」チームにわかれ、製作開始です。
 いざ作るとなると、みんな沈黙(笑)。担任も「チームで話し合ってね!」と、あえて成り行きを見守ることにしました。
 さくらさんたちが思い付いたのはまず絵を描くこと。
 実際描いてみると「雪だるま」以外のチームは納得いっていないみたいでした。
 「星がまっすぐに描けないよ~!」「ツリーってこうだっけ?」「トナカイの顔がわかんない・・。」など、困った感じでした。「絵にこだわらなくてもいいんじゃない?」と伝えると、「サンタさん」チームは折り紙で作り始めました。「星」チームのRちゃんは「そうだ、星形のやつを貸して!」と担任にプレートを借りにきました。それをなぞって星を描いたことがあったので、思い出したみたいです。

「これならきれいに星が描けるわ!」

 Rちゃんが描いた星を、他のメンバーが切っていきました。

「まっすぐに切れたよ!」

 「ツリー」チームではHくんが「三角形なら簡単なんだけどな・・・。」とつぶやいたのを聞いて、「そうか、三角形を繋げたらツリーになるよ!」とRくんが閃きました。

「端っこを切れば三角形になるよ!」

三角形3枚を糊で繋ぐとツリーに見えました。
 「トナカイ」チームでは、画像を見ながらTくんが「角だけなら簡単かも?」と発言すると、お友だちも賛同。トナカイの角のみを描くことになりました。
 
 これまでは担任が作り方を説明してから製作をすることが多かったのですが、今回は子どもたちにまかせたことで、アイデアを生み出す難しさと楽しさを味わうことができたみたいです。
  いつも三角形のサンタ帽子を持って帰ってきたと思いますが、今年はひと味違いますよ。一つ一つに個性と工夫が見られると思います。おうちでもご活用下さいね!

林信彦