白川保育園の実践ブログblog

「七五三の飴袋作り」   3歳児すみれぐみ

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 「七五三の飴袋作り」

 毎年、様々なやり方で飴袋作りに取り組んでいます。このクラスでは「マーブリング」の技法で制作をしたことがなかったので、飴袋作りに「マーブリング」を取り入れてみることにしました。

 マーブリングは、ゴム樹脂の水溶液に、水分に反発する描画材を落とすことで、水面上に描かれる複雑な模様や図形を、紙などの支持体に写し取る技法です。
 マーブリングによって作られる紙は、写し取られる模様が大理石の模様に似ていることから、「マーブルペーパー」と呼ばれています。

 担任が準備をしていると「ねえねえ、何が始まるの?」と興味津々のすみれさんたち。「面白いことをするよ!」とだけ伝え、液の準備を終えました。「私からやりたい!」とMちゃん。6色の絵の具から好きな色を選び、液の中に1滴たらしました。波紋ができるとそれを竹串でかき混ぜます。

「こんな感じ?」

 「水の中に画用紙を入れてごらん?」と伝えると、おそるおそる液の中へ。
「画用紙をめくってごらん?」と声をかけると、綺麗な模様に「わ~、きれ~い!」と感嘆の声。
 簡単にできたので、「ボクもやりたい!」とお友だちがあとに続きました。

「どんな模様ができるかな~?」

 出来上がった作品を並べてみたのですが、1つとして同じ模様はありませんでした。
  マーブリングの利点は絵が描けなくてもそれらしい作品が出来上がることです。また時間を要せずに達成感を味わうことができるので、またやりたいという意欲につながります。

 この日も「もっとやりたい!」というお友だちが続出。一人1枚ずつ袋の模様ができたので、次回は違う形でマーブリングを楽しむことを約束しました。

 これから紙を加工して飴袋を作る予定です。フェスティバルの日に持たせようと思いますので、お子さんの芸術的作品を御覧になられて下さいね!

林信彦