白川保育園の実践ブログblog

しゅっしゅっぽっぽー 0歳児ありんこGr.

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『しゅっしゅっぽっぽー』0歳児ありんこGr.
(1歳1ヶ月〜1歳10ヶ月)

  先日、みんなで大きなダンボールに大好きなシール貼りをしたり、手型を押して飾りつけをしました。シール貼りは指先を使うので、発達をみて0歳児後半にはよく取り入れている遊びの一つです。最初は大きめのシールにして、一つづつ剥がして渡すことから始めますが、ペタペタ貼る楽しさを覚えるとどんどん自分で剥がせるようになってきます。今では小さなシールも上手に剥がしてペタペタ貼る子ども達が増えてきました。そうやって可愛く出来上がったダンボールの箱は、中に入ってゆったり遊んだり、おもちゃを入れたり、押してみたり…といろいろ楽しんでいます。

「じょうずだよ。」

  ある日読んだ絵本の【ももんちゃんぽっぽー】は初めて読んだ時から子ども達の絵本を見る目がすごく輝き、すぐに絵本の世界に入り込んでいることを強く感じました。(どの絵本も好きでよくみていますが…特にです。)汽車ごっこをするももんちゃん達の「しゅっしゅっぽっぽ、しゅっしゅっぽっぽ、ぽっぽー」の繰り返しの言葉が特におもしろいようで、すぐに言葉を真似して言ったり、見ている子ども達がどんどん笑顔になっていました!それからこの本を読むたびに「もう1かい」と何回もリクエストされて繰り返し読んでいます。
  そんな時に、2人の子ども達がそれぞれのダンボールに入って遊んでいました。その2人を(2つの箱を)担任がくっつけて「汽車だね〜」と言うと、1人の子どもが「ぽっぽー」と言ったのです‼「そうだね〜ぽっぽーだね〜」と担任も答えましたが、読んでいる絵本の世界とすぐに遊びを結びつけることが出来た子どもの発想力に感動しました❗️一緒に「しゅっしゅっぽっぽー」と言いながら押してあげると、すごく喜んでいましたよ。
「ぽっぽー」の言葉を聞いた途端、他の子ども達もすぐに反応して寄って来て、何人も箱に入りたがりーーそれからは電車ごっこが始まりました。いくつもくっつけ(連結して)みんなで「しゅっしゅっぽっぽー、ぽっぽー!」の大合唱になり、みんなで笑い合ったり大盛り上がりでしたよ❗️

「しゅっしゅっぽっぽー」

  見たことを遊びに発展させて、みんなで楽しさを共有できるようになった子ども達に大きな成長も感じた瞬間でした!
  その後も電車ごっこだったり、ぬいぐるみを乗せて押してみたり…とダンボールで毎日楽しんでいる子ども達です。時にはひとりでゆったりとできる安心の場所にもなっていますよ。

「よいしょ・よいしょ〉

  いろんな物を工夫して使うことで楽しい遊びにも繋がり、子ども達の創造力も養うことに結びついています。そんなやりとりが出来るようになった事もどんどんみんなで楽しんでいきたいです!これからも子ども達のつぶやきを大事に拾って楽しい事へ繋げていきたいと思います。