「ボルダリング？コアラごっこ？」

 

　 運動能力の向上が目覚ましいひまわりさんたち。うんていや鉄棒を見たらやらずにはいられないほど「チャレンジ」することが大好きです。芝生広場に、足場のある柱が数本立っています。Cちゃんが柱の横渡りを始めると「ボクも！」「わたしも！」とお友だちが後に続きました。

 「地面に足を着いたら最初からやり直しだよ！」とCちゃんがルールを決めます。踏ん張りながら手を伸ばし次の足場を求める姿は、オリンピックのボルダリング選手さながらでした。

「絶対に落ちないぞ！」

 

 以前は最後までたどり着くお友だちが数名しかいませんでしたが、今回はチャレンジした全員がゴールしていました。子どもたちの頑張りに感心していると、最後の柱にしがみついてなかなか降りようとしないMくんの姿が。それを見て「Mくん、コアラみたい！」とHちゃん。Mくんがおどけて「ボク、コアラで～す！」と叫ぶと、女の子たちから「可愛い！」という声が。

「コアラで～す！」 

 

 その声に反応した男の子たち。Mくんと同じように柱にしがみつき始め、ボルダリング遊びからたちまちコアラごっこに変りました。女の子を意識して「ほら、見て、見て！」と自分をアピールするRくん。するとツッコミ隊長のKちゃんが「Rくんはコアラというよりおさるさんだね！」とツッコんでいました（笑）。「ウッキッキー！」とノリツッコミで返すRくん。そういうところ、大人になりましたね（笑）。

 

 自分たちでルールを決めたり、遊びを変化させたり、お友だちの評価を意識したり、遊びの中で4歳児なりの成長が見られました。

 次回はMくんに続いてコアラ認定を受けることができるよう、精一杯の可愛さアピールを頑張って下さいね、Rくん♪

 

林 信彦