白川保育園の実践ブログblog

「マリオごっこ」 4歳児ひまわりぐみ

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「マリオごっこ」

 

  先日MくんのリクエストDay(誕生者をお祝いし、誕生者がリクエストした遊びをみんなで楽しむ日)を行いました。

「お誕生日おめでとう!」

 

 Mくんにやりたい遊びを尋ねたところ「マリオごっこ!」ということでした。

「好きな遊びは何ですか?」

 

 「マリオごっこ?面白そう!」とSくん。「でもどうやって遊ぶの?」とKちゃん。「コースを作ってキノコやコインを取っていけばいいんじゃ?」とNくん。「でもキノコもコインもないよ。」とCちゃん。やったことのない「マリオごっこ」をどう進めていくのか、みんな頭を悩ませていました。担任が「Mくんはマリオごっこしたことあるの?」と尋ねると「うん。マリオがクッパをやっつけるの!」とMくんが答えました。「私はマリオにもクッパにもなりたくない!」とKちゃん。「じゃあKちゃんはピーチ姫になったら?」とHくん。すると「私もピーチ姫がいい!」という声が女の子たちから一斉に上がりました。

 そこで担任が遊びの内容をまとめました。「クッパに捕まっているピーチ姫をマリオが助けるってことでいい?」。

満足そうに頷くMくん。みんなにやりたい役を尋ねると、3人の男児が「クッパ」、残りの男児が「マリオ」、女の子たちは全員「ピーチ姫」を希望しました。フラフープを3つ置いてそれぞれにクッパが入り、その奥に捕らえられたピーチ姫が救出されるのを待ちます。マリオがクッパとジャンケンし、3連続でクッパに勝つと助けたいピーチ姫を選ぶことができます。

「お願い、私を選んで!」

 

「Sちゃんに決~めた♪」

 

 普段は男の子よりも活発な女の子たちも、しおらしいポーズを作って「ピーチ姫」になりきっていましたよ(笑)。

 

 Mくんがイメージしていた「マリオごっこ」ではなかったかもしれませんが、終始笑顔のMくんでしたので、楽しんでくれたと思います。何よりも子どもたちが発言したことで遊びを「作る」ことができ嬉しく思いました。

 「マリオごっこ」、しばらく盛り上がることでしょう。

 

林 信彦