白川保育園の実践ブログblog

「パペット人形遊び」 4歳児ひまわりぐみ

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「パペット人形遊び」

 

 クリスマス会で職員による「赤鼻のトナカイ」の劇を観た後日、お部屋に置いてあるサンタとトナカイのパペットで遊ぶ姿が見られました。そこで「お友だちの前で人形劇をやってみない?」と担任が誘いかけると、恥ずかしがりながらも「やりたい」という返事。立候補したのは5名。まずは少しだけ練習することにしました。

 これまで音楽に合わせてパペット人形を動かすことはありましたが、セリフを言いながら動かすのは初めての経験です。それでも担任のささやきに合わせて、セリフを言うことができました。

「トナカイくん、キミの鼻はとっても役に立つよ。」

 

中でもKちゃんは担任が伝えたセリフに自分なりのアレンジをプラスして長いセリフを言っていました。思わず「Kちゃん、すごい!」と唸った担任でした。

 さあ、いよいよお客さんを呼んでの開演です。練習をしている間に戸外遊びをしていたお友だちが戻ってきました。劇が始まると、やんややんやの大喝采。

「おもしろ〜い!」

 

 セリフを言うお友だちに刺激を受けたのか、劇が終わると「私もやりたい!」「ボクも!」とたくさんの声が上がりました。そこで次の5名と交代しました。

「2代目サンタ&トナカイで〜す♪」

 

「トナカイさんにエサを見つけてもらう動物たちだよ!」

 

 次の組は練習なしでの本番となりましたが、前のお友だちのセリフを覚えていたみたいで、担任がささやき終わる前にセリフを言っていました。お友だちが演じた人形劇をしっかり観ていた証拠でしょうね。

 この日演じたのは10名でしたが、観客として参加していたお友だちが、午睡前にお布団の上でセリフを言いながら人形を動かす姿も見られました。

「ボクもやってみたい。」という気持ちが芽生えたのかもしれません。

 

 2月のお楽しみ会では劇遊びにも取り組む予定です。その際にはマイクの前でセリフを言うことになります。パペット人形遊びを通して、セリフを言う経験を重ねていくことで、自信を持ってマイクの前に立つことができるかもしれません。パペット人形コーナーを常設していますので、子どもたちの言葉のやり取りに聞き耳を立てながら(笑)、面白い発言があったらメモに残そうと待ち構えている担任です。

 

林 信彦