白川保育園の実践ブログblog

「ハンターゲーム」 4歳児ひまわりぐみ

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「ハンターゲーム」

 

 最近、ひまわりさんたちの間で盛り上がっているのが、「ハンターゲーム」という遊びです。「逃走中」というTV番組を観ていたお友だちが「やってみたい!」と仲間を募り始まりました。内容は時間制限のあるかくれんぼです。担任が100カウントする間に「ハンター」から逃げ切ればゲームクリアです。TVのハンターはサングラスをかけています。ひまわりぐみでは目印として帽子にアイマスクをかけました。

「1月生まれのボクたちが最初のハンターで〜す♪」

 

 ゲームスタートの合図とともに一斉にかくれるお友だち。ハンターに見つからないように息を潜めています。

「先生、教えないでね!」

 

 かくれんぼと違うのは見つかってもタッチされなければ逃げ続けることができるという点です。

「逃げてもムダよ!はい、タッチ!」

 

100カウントを超えてタッチされなかったお友だちが1人でもいた場合、ハンターの負けです。次のハンターと交代しなければいけません。何ゲームかやってみたのですが、全てハンターの負けでした。そこで足が速い3人のハンターを投入。

「最強ハンター、出動!」

 

 これまで一度も捕まっていなかったCちゃんが、最強トリオに追い詰められついにタッチされてしまいました。Cちゃんは悔し泣き。そこにすぐに駆け寄るKちゃん。「惜しかったね。あとちょっとで逃げられたのにね。私なんかすぐに捕まっちゃったよ。」と慰めていました。

「泣かないで。カッコ良かったよ。」

 

 普段からホッピングや雲梯で競い合っているお二人さん。お互いを認め合っているからこそ、励ましの声かけができるんでしょうね。他のお友だちも「あの3人なら仕方がないよ。」と号泣するCちゃんを慰めていました。あらためて、女の子たちの仲間意識の強さを感じました。

 ひまわりぐみの遊びのレパートリーに加わった「ハンターゲーム」。かつての「ボール取りゲーム」のように継続して盛り上がっていくのか、今後の展開を注視していきたいと思います。

 

林 信彦