白川保育園の実践ブログblog

「ルパンごっこ」 4歳児ひまわりぐみ

カテゴリー:白川保育園の実践ブログ

「ルパンごっこ」

 

 先週お知らせした通り、今回はNさんのリクエスト遊び「ルパンごっこ」をご紹介します。

 

 Nさん、最近ルパン3世の映画「カリオストロの城」にハマっているそうで、どうしても「ルパンごっこがやりたい!」ということでした。

「リクエスト遊びは・・・ルパンごっこ!」

 

 当然ルパンを知らないお友だちからは「ルパンってな〜に?」という質問が出ます。するとSくんが「ルパンレンジャーのことでしょ?」と答えました。それを聞いたMさんは「え〜、面白くなさそう。私、やりたくな〜い!」と叫びました。

 そこで担任がルパン3世のことを説明し、「どんな感じで遊ぶのかな?」とNさんに問いかけました。「ルパンとお姫様と警察に分かれて、警察に捕まっているお姫様をルパンが助けるの!」と内容を説明するNさん。前日にしっかり考えてきたんでしょうね。「よし、それでやってみよう!」と担任が声をかけると動き出すひまわりさんたち。希望の役に分かれます。

「わたしたちがお姫さまよ♪」

 

「ボクたちは警察だ。ルパンにお姫さまは渡さないぞ!」

 

「オレたちでお姫さまを助け出そう!」

 

 簡易ハウスの中に閉じ込められたお姫様。そのまわりを警察がガードしています。隙を見てルパンたちがお姫様にタッチすれば、お姫様役の子は逃げることができます。総合遊具の高い塔をお城に見立てて、警察に捕まらずにお姫様全員がそこまで逃げ切ることができればゲームクリアです。

 

 ルパンよりも警察の方が人気でしたので、ルパンたちは数的不利でした。果敢にタッチを試みますが警察にガードされてしまいます。そこで担任がルパンの仲間になり、抱っこでお姫様を連れ出しました。多勢に無勢ですから、もちろん担任もタッチされてしまいます。ただお姫様には届きません。

「ズルいよ!」と警察から声があがったので、ある程度抱っこしたらお姫様を降ろすことにしました。そこからは自力で逃げなければなりません。

 必死で塔に登るお姫様が多い中、Sさんはのんびり歩いていたのですぐに連れ戻されていました。どうやら何度も担任に助けられて、抱っこされる快適さを覚えたみたいでした(笑)。

 

 何とか担任の力で(?)お姫様を全員助け出し、ゲームクリアとなりました。「ルパンごっこ」という新しい遊びがレパートリーに加わりルンルンのひまわりさんたち。「あ〜面白かった。またやりたい!」という声があがりましたが、抱っこ疲れでヘトヘトになった担任は(やってもいいけど、今度は自分たちだけでやってね。)と心の中でお願いしました(笑)。

 

林 信彦