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「こびとに引っかけられた!」4歳児ひまわり組ぞうgr

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「こびとに引っかけられた!」4歳児ひまわり組ぞうgr 藤本

ある日の朝、みんなで走り縄跳びの練習をしている時のことです。
「せんせーい!」と遠くから駆け寄ってくるAくんを見ると足に縄跳びが絡まっていました。
担任「Aくん頑張ってるね!」
Aくん「先生!こびとが引っかけてきた!!」
担任「うわ!ほんとだ!こびとのしわざだったんだ!」
Aくん「も〜!こびとが、足にひっかけてくる〜!」
と足に絡まる縄跳びをほどきながら、ぼやいているAくんです笑

最近ぞうgrでは「こびとづかん」ブームが到来しているのです!!
虫探しが好きな子たちも、今はAくんを中心に毎日こびと探しに夢中です!

担任「もっともっと縄跳びを回せるようになったら、こびとも来るんじゃない!?」
とこびとをきっかけにやる気を起こそうと、声をかけると、
Aくん「・・・。」と無言になり、わたしの言葉に納得していない様子です。
わたしも負けじともう一度、練習頑張ろう!と声をかけると
Aくん「もうAくん、縄跳びやめる!!」
担任「え!!!もうやめちゃうの!!?こびと来るんじゃないの!?」
Aくん「ん!?だってね!ほんとはね!人間がおるところに、こびとおらんもん!!!」
(え”ーーー!!!もう、こびといないことにするのーーーー!!!あんなに、こびとに噛まれたって言ったり、こびとがおった!って言ってたのに!!?)
と心の中で叫んだ担任です笑

でも、仲のいいBくんや、同じチームの友だちが頑張っているのをみて、最後まで練習を頑張ったAくんでした☆

練習を頑張ったおかげか、Bくんは「さっき、こびとおったよ!木の上のほうに飛んで行った!」
と嬉しそうに話し、Aくんは「先生!こびとにまた噛まれた!こもりこびと(マモリコモリというこびとづかんに出てくるキャラクターのこと)!」と汚れている足を必死に押さえて見せてくれました笑

こびとのおかげで、ぞうgrでは片付けも「こびとがこけるかもしれない!」「虹色のこびとは、好きなおもちゃを隠しちゃうんだって!」と言って、いつも以上に片付けにも力が入っています!☆

こびとは実際にはいないかもしれない、でも、もしかしたらいるかもしれないという想いと空想の世界を存分に楽しんでいる子どもたちの姿に、担任も毎日こびとに会えないかなと一緒にワクワクしています笑 こびとづかんに詳しいAくんとBくんの話しを否定する子はおらず、初めて聴いた子も「えー!ほんとに!あいたいね!」と言える子どもたちも素敵だなと思いながら、子どもたちの、こびと話を聞いています♪

これから、ぞうグループにまた楽しい出来事が起きる予感がします♪