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「おたがいさまだよね〜!?」 4歳児ひまわり組ぞうgr

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「おたがいさまだよね〜!?」 4歳児ひまわり組ぞうgr  藤本

子ども同士の関わりが増えてきた分、ぶつかり合いも毎日あります。そんな中で、お友だち同士がケンカをして、泣いているのを見るとすぐに駆け寄って事情を聞いている姿が見られるようになってきました。
ある日の朝、歌を歌い始めるとAくんが「なんかないてる!」と言うので見てみると、目を押さえて泣いているBくん。近くにいたcちゃんがすぐに駆け寄りBくんの涙をぬぐいながら、「どうした?」と話を聞いていました。近くで見ていたAくん「BくんとDくんがね、ばんばんってやってた!」とAくんが教えてくれ、どうやら、お互いにふざけあっていたのがエスカレートしていたと分かりました。
すると、それを聞いて「あー!2人ともやったんでしょう。お互い様だよ!」とEちゃん。
それに同感して「うん。そうだよね〜おたがいさまだよね」とCちゃん。

お互いに手が出てしまったことに対して「やり返したらいかんよね〜」「うん。おたがいさまだよ!」と周りの心配していた子たちからも、飛び交っていてDくんは「あーやってしまった」という表情をしていながらも、お友だちが言った言葉を受け入れている様子でした。しかし、Bくんは自分がやられたという気持ちが強かったのか、お互いさまだったとみんなから言われても納得がいかない様子でした。
なんで2人がケンカになったのかを、周りにいた子たちから状況を教えてもらいながら、みんなで最初から振り返ってみると泣いていたBくんが最初にやり始めていたということが分かりました。
Bくんは自分がやってしまったことでケンカになったことに気づき「自分がやってしまったからか、、、」と気まずそうな表情です。でもそれを見たDくんから「ごめんね」と謝ったのです。
Dくんが言ってくれた言葉が嬉しかったのかBくんも、「ごめんね」とお互いに言い合っていたのです。Bくんの気持ちがスッと抜けたのか固い表情から力が抜けたように、Dくんと笑い合っていました。

お友だちから言われることで、「こうするとよかった」と素直に受け止めることができて、少しずつ次に生かしながら、子どもたちは学んでいっているんだと思います。

子ども同士なので、最後まで解決することは難しいこともありますが、困っている友だちを見ると、お互いの話を聞いてどちらが悪いと決めつけず「おたがいさまだね!」と言えることがすごいなと思い成長を感じています!

日々、ぶつかり合いながらも、しっかりとお互いのことを分かり合っているなと最近しみじみと感じている担任です!
これからの成長や子ども同士の関わり合いが楽しみです!