白川幼稚園の実践ブログblog

「めっきらもっきらどーん!」 4歳児 ひまわり組らいおんGr

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「めっきらもっきらどーんどん!」
4歳児 ひまわり組らいおんGr 秋田

毎日、お外で走り回ったり、バッタやてんとう虫などの虫探しをしたり、お部屋の中でも、ブロックを長くつなげて、「うわ〜!すごーい!」「先生見て〜!!」と、いつでも、どこでも元気いっぱいのらいおんグループのお友だち♡
そんな、元気いっぱいなこどもたちでも、始まった途端に、さっと静かになり、集中して見ているのが、毎日読んでいる絵本です!

そんな子どもたちが、大好きな絵本を1年間を通して、毎日のように読みながら、物語の世界に入り込んで遊んだり、役になりきって言葉のやりとりを楽しんだり、物語に出てくる遊びを楽しんだりしていきたいなと思っています。
そして、4月の初めから、毎日のように、読み続け、現在子どもたちが大好きな絵本が、「めっきらもっきらどーんどん」という絵本です。
カンタという男の子が、遊ぶお友だちを探して、神社へ行くのですが、誰もいない。そこで、めちゃくちゃな歌を歌うと、穴の中から不思議な声が聞こえてきます。覗きこんだ途端に穴の中へおっこちてしまい、そこで出会ったのは、愉快な3人組の妖怪です!みんなで楽しく遊ぶのですが、だんだん寂しくなり、「お母さーん!」と叫んだ瞬間、元の世界に戻るという、不思議なお話です。

初めて読んだ時は、カンタが歌うはちゃめちゃな歌に、大爆笑が起こりましたが、そんな面白い歌が、とても、印象に残ったようで、それから毎日のように、「先生、これ読んで!」「めっきら見たい!」と、子どもたちから、リクエストの嵐!!
毎日、毎日読んでいくと、子どもたちも、少しずつ、はちゃめちゃな歌を覚え初めて、一緒に歌えるようになってきました♪(まだまだうる覚えで、ほんとにはちゃめちゃです。笑)
そして、そんなある日の朝のお集まりの時間です。
この日は、森の公園までお散歩に行こうと、準備万端で、「めっきらもっきらどーんどん」の絵本を読んでいたのですが、読み終わった途端、「ねぇ!今日お散歩どこ行くんだっけ!?」とA君。
「みんなが行きたいって言ってた森の公園に行こうかな〜って思ってるよ!」と言うと、A君はなんだか不満そうです。
「え、嫌だった?」と、返すと「神社に行きたい!!」と目をキラキラさせるA君。
そんなA君の声を聞いた周りのお友だちも、「いいね!」「絵本(めっきらもっきはどーんどん)のやつみたいじゃん!」「行きたい!」と大盛り上がりです♫

めっきらもっきらどーんどんの世界を楽しんでいる子どもたちからの嬉しいリクエストにこたえて、急遽お散歩先を「森の神社」に変更して、ドキドキ、ワクワクしながら、出発です!

お散歩途中も、「妖怪いるかな?」「え、こわーい!」「楽しい妖怪だけん、大丈夫ばい!」と、お友だち同士でお話をしたり、「ちんぷくまんぷくあっぺらこ〜♪」と、絵本の中に出てくる歌を何度も何度も繰り返し歌いながら、あっというまに森の神社に到着しました♪
着いて、早速!みんなで大声で、歌い始めます!とても、張り切って歌っていたこともあり、いつも以上に大声で、いつも以上にはちゃめちゃでした(笑)
最後まで歌い終わって、耳を澄ましてみますが、、しーん。と静まりかえり、何も起こりません。(それもそのはず、急に決まった神社へのお散歩で、担任も何も仕掛けを準備できませんでした。笑)
「えー、何も聞こえないじゃん!」「よし!もう一回歌おう!」と何度も何度も、歌いますが、何も起こりません。
すると、突然Mちゃんが、「ねぇ!先生見て!穴があいてる〜!!」と叫びました。
みんなで見に行ってみると、地面に謎の穴がぽっかり空いていたのです!!
「誰かいますか〜!!」と、穴に向かって叫んでみたり、足を入れてみたいしましたが、やっぱり、妖怪は現れず、、。
すると今度は、「見て見て〜!」とK君が叫びます。K君の所へ行ってみると、そこにあったのは、「たけのこ」でした(笑)
「うわ!でかすぎ〜!」と、子どもたちの心は、たけのこへと動き、妖怪のことはすっかり忘れて、自然とたけのこ探しが始まりました♫

帰り道、やっと妖怪のことを思い出した子どもたちは、幼稚園に着くまで、はちゃめちゃな歌を歌い続けながら、帰りました♡
今度は、少し遠い「若宮神社」という神社に、お散歩に行こうね!と約束しているので、その時には、めっきらもっきらどーんどんの世界を、より楽しめる仕掛けを準備しておきたいなと思っています♡(もちろん!子どもたちには、内緒です♫)