白川幼稚園の実践ブログblog

「自分でできるもん!」 4歳児 ひまわり組らいおんGr 秋田

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「自分でできるもん!!」
4歳児 ひまわり組らいおんGr 秋田

ひまわり組になって、毎日のように取り組んでいる縄跳び!!
「走って、縄を回して、とぶ!」という、色んな動作を一度に行わなければならないので、最初は、「どうやってするの?」「難しい〜!」と、苦戦していましたが、お友だちと一緒にリレーなどのゲーム形式で楽しんだり、もんもんびゃっこからの手紙で意欲を高めたりしながら、縄をスムーズにまわせるようになったり、ひっかからずに最後までとべるようになったお友だちも、少しずつ増えてきました♫
そして、もうひとつ、お友だちが少しずつできるようになってきたことがあります!
それは、「縄跳びの片付け」です♫長いままカゴに入れてしまうと、絡まってしまうので、自分の縄跳びをきれいにまとめて、1つに結ぶのですが、「結ぶ」ということが、難しくて、毎日、結び方を伝えながら、一緒に行ってきました。何度も経験することで、縄跳び同様、自分で結べるようになったお友だちも増えてきて、最近では、お友だちの縄跳びを結ぶお手伝いをする姿も増えてきました♫

そんなある日の、縄跳びの片付けの時間でのことです。
それぞれ自分の縄跳びを結んでいたのですが、なかなかうまく結べずに、涙目になっているYちゃん。しばらく見守っていると、自分の縄跳びを結び終えたTくんが、すぐに気づいて、「Yちゃん、一緒にしようか?」と優しく声をかけました。
Yちゃん「…。」黙ってうつむき、なかなか縄跳びを離しません。
Tくん「え?貸して?」
不思議そうにYちゃんの顔を覗きこみながら、縄跳びを結んであげようとするのですが、なかなか縄跳びを離さないYちゃんに、戸惑うTくん。
そこへ、RちゃんとKちゃんもやって来て、「Rちゃんがしてあげよっか?」と、声をかけますが、うつむいて縄跳び離さないYちゃん。
Tくん「俺もしてあげるて言ったけど、Yちゃん離さんもん!」
今度は、Kちゃんが、「じゃあ、私がしてあげる!」と言って、縄跳びを握りますが、やっぱりYちゃんは、しっかり握って離しません。
Tくん「ほら、ね!」と、3人が困っていると、次々にお友だちが集まってきて、Yちゃんに「手伝うよ?」と優しく声をかけますが、Yちゃんは、縄跳びを頑なに離さず、今にも泣き出しそうです。
(きっと、Yちゃんは、自分でやりたいんだろうな〜。どうするYちゃん!どうするお友だち!)と、心の中で実況中継しながら、見守っていると、、最初に声をかけたTくんが、「じゃあ、自分でするの?」のYちゃんに聞きました。
黙ってうなずくYちゃん。そんなYちゃんを見て、「みんな触らないで!自分でするだって!」とTくんが周りのお友だちに声をかけ、さらに、「はい、まず輪っか作って!」「できた?次は、輪っかに通すよ!」と、みんなで、Yちゃんに結び方を教え始めたのです!
Yちゃんも、お友だちの声かけに、一生懸命自分でやってみながら、お友だちに見守られる中で、最後まで結ぶことができました♡Yちゃんが結び終わると、自分のことのように、「やったじゃん!」「できた〜!」と、喜ぶお友だち♡そして、誰よりも嬉しそうに「できた♡」と満面の笑みを浮かべるYちゃんでした♡
そんな子どもたちの素敵なやりとりを見て、自分が入らず、見守っていて良かった!としみじみ感じた担任でした♫

これからも、色々な遊びや活動を楽しむ中で、子どもたち同士のやりとりを大切にしながら、お友だちの関わりがより深まるように、一歩引いて見守っていけたらいいなと思います♡
今では、Yちゃんも、最後まで1人で結べるようになりました♡