子ども達の小さな発見~自然との触れ合いの中で感性を豊かに~
「先生!お月様がついてくる~」と大慌てで言いに来た4歳児の男の子がいました。
(朝見る月なので、白っぽくて、黄色く光ってはいません。それでもそれが月だと知っていました)
周りにいた数名の男の子(同じ4歳児です)達も「そうバイ!」と月を見ながら走り出し、月がついてくるのを確かめると、さっさと今までしていた遊びに戻っていきました。(もう、とっくに知っていたようです!)
「ついて来る月」のことを、誰かに教えたくてうずうずしていたところに、泣いている3歳児の男の子Sちゃんがいたのでどうして泣いているのか尋ねると、寂しそうに
「ママがよかった」と一言。
「そうだよね!ママのことが大好きだもんね」と気持ちを受け入れ、「Sちゃん、月がついて来るんだよ」と抱っこして、白い月を見ながら、右に行ったり、左に行ったりすると、見事に月がついてきました。
気持ちが切り替わったようで、泣き顔が笑顔に変わりました。その後は、安心できる担任とお友達の中に戻っていきました。
お月様がどうしてついて来るのか理由は説明できませんが、こんな何気ない不思議な経験が、「なぜだろう?調べてみたい!知りたい」に変わっていくのだと思います。
(園庭で化石堀りと夢中になり~見つけた化石です)😊
(何かの化石に見えますよね・・・(*^-^*)!?)
(かまきりのおうちです!)
今しかできない、自然との触れ合いの中で、子どもたち自ら学ぶ力が大切なことだと思います。
ところで、終礼の時、月が歩くとついて来る話をすると、「子どものころしてましたよね…!」と言ったのは生田だけで、ほかの若い職員はきょとんとしていたのに驚き
「是非やってみてみてください(^^)!」とお願いしました。何事も経験だとあらためて思いました。
皆さんはご存じでしたか? たかやま ちえみ