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新年のご挨拶

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新年明けましておめでとうございます。皆様には、お健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。 旧年中は当施設の運営に格別のご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

当施設がこの地で昭和49年に創設されて以来、今年で45年の節目を迎え、いよいよ『これから新たな次のステップへ』という新たな展開を迎える時期となりました。福祉サービスにおいて最も重要なのはサービスの質、つまり“中身”ですが、そのひとつが人材です。しかし現在の福祉業界は深刻な人手不足の状況にあります。今後施設が永続的に発展するためには、人材の確保と定着を図っていくことが喫緊の課題だと考えています。そのため私たちは昨年から、5K活動の推進や人材確保プロジェクトチームを立ち上げるなどし、施設総力を挙げて課題解決に取り組んでいるところです。

 また、昨年は3年に1度の介護保険法の改正があり、制度変更に伴う対応に追われた年でしたが、未だサービスを利用される利用者の負担増や認知症高齢者の増加等様々な課題も山積しています。しかしながら制度がどうであれ、私たちが進むべき道は一つです。それはご利用者とそのご家族、そして地域社会の未来を第一に考え、『ひとりのいのちに、みんなでよりそう』という理念を、日々の仕事を通して、一つ一つ丁寧に具現化していくことに尽きると思います。

職員においては、一人ひとりがプロフェッショナルとしての自覚と誇りを持ち、自己研鑽に努め、更なるキャリアアップを目指して参ります。そのためにも、私たちが福祉サービスを必要としている人々を支える一翼を担っているという責任を持つと同時に、『自ら働くことは、誰かの役に立つこと』という使命を肝に銘じ、これからの成長産業としての“未来型介護”を拓くべく、職員一丸となって新しい価値基準を創造していくという決意を胸に、今年も日々精進して参ります。

 最後になりましたが、本年も高齢者福祉サービスの担い手として、『利他主義』を念頭に置き、私たちが関わる全ての方々を笑顔で幸せにできるよう、力を尽くして参る所存でございます。高齢福祉を取り巻く環境は依然として厳しい状況にありますが、本年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げますと共に、皆様にとって良い年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

平成三十一年 元旦

施設長 満田賢一朗