母が、珍しく戦時中の映画が観たいと言い、“アルキメデスの対戦”を一緒に観にいきました。映画館を出て「こんな大変な時代があったんだね。」と二人で話し、母はその時代を振り返っている様子でした。
戦後75年
戦争体験者が少なくなった今、母から「女学校時代は、学校ではなく工場へ行っていた」等ほんとに貴重な話を聞きます。
先日、ユニットのリビングで軽作業をしながらご入居者のKさんが
「昔は運動会のかけっこの賞品が、1等鉛筆3本、2等2本、3等1本もらえたもんね。鉛筆は貴重品だったよ」
と、その頃の思い出話をされている表情はとても和らいでいて、私も癒しを頂きました。
大変な時代を生き抜いてきたご入居者の皆さんが、安心して過ごしていただけるよう、心に寄り添ったケアを行っていきたいと思います。
西館1丁目 介護職 吉田