今月に入り記録的な大雨で九州各地、熊本県内でも多くの災害が発生しています。
訪問介護において、このような大雨や台風等の天候による災害が予想される場合、一番に一人暮らしのご利用者様の事が心配になります。
川の近くでなかったかな・・・、停電していないかな・・・、食事はされているか・・・、
不安で眠れていないのではないか・・・等々心配はつきません。
実際に雨風の中ご利用者様宅に訪問すると、私ヘルパーの顔をみて安心された表情が伺われます。
「ごめんね、雨の中来てもらって・・・でもよかった・・・」と。
しばらく話をしてケアを始めると、あらゆる家電のコンセントが抜いてあることに気付きました。
「雷がなっていたから、こわくて・・」と、不安一杯で一晩過ごされた様です。
帰る際は、玄関からヘルパーの車が見えなくなるまで、手を振って見送ってくださいました。
ご利用者の一番身近で生活の様子を見る事ができる訪問介護員は、ご本人の想いや不安に寄り添い、生活状況の小さな変化やリスクを察し、生活環境の改善、生活の質の維持・向上に向けてケアマネージャーや各職種の方々に発信し、共有する事ができる!!
その様な存在にならなければならないと、改めて思いました。
訪問介護 係長 上妻 亜紀