白川の里の実践ブログblog

学ばせていただく機会

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私が所属するユニットに新しいご入居者N様がご入居されました。

いつも新規のご入居者がある時は、どんな方がいらっしゃるのか想像し、ユニット職員と話ながらその日を楽しみに待っています。
ご入居の当日、N様が居室に入られた後でご挨拶に伺いました。とても笑顔が素敵な方で、しっかりと私を見て何度も頷いてくださいました。
それから少しして、息子様が到着され元気に入室された時、N様が手を動かしながら何かを一生懸命に伝えていらっしゃいました。

しばらく話を聞くと、息子様の顔を近くで見たいからベッドを起こして高さを合わせて欲しいとの事でした。
その様子に息子様も笑顔がこぼれ、和やかな一時を過ごされました。

「大切な人の顔をしっかり見たい」

「同じ目線で話をしたい」

至極当然の事ですが、その事にすぐに気付けず、事前に対応できなかった事を申し訳なく思い、同時にはっと気づかされました。
日常のケアの中で、入居者の皆様と「同じ目線」で「しっかりと表情を見て」対応が十分にできているだろうか、あらためて自分を振り返る機会をいただき、また、その重要性を再認識することができたと思います。

東館1丁目 浦部